2018年12月7日金曜日

持ち株チェック

保有比率の高い順に見ていく。

■弁護士ドットコム
基本シナリオ:法律分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
クラウドサインは最強のビジネスチャットツールを手がける(米)Slackと業務提携した。この会社のIRを見ていると契約様式を根本から変えようという意志が伝わってくるので、今後に期待が持てる。・・しかしここのスタッフのセンスと行動力は並じゃない。今後3年の予想売上高成長率は年率30%程度。今年の予想平均時価総額は売上の20倍程度の620億円(株価2800円)。来年の予想平均時価総額は820億円(株価3800円)。変動率は±30%。

■シンクロフード
基本シナリオ:飲食店の運営をITで変革・サポートし総合プラットフォーマーとして盤石な地位を築く
決算下振れで株価急落。会社説明によると下振れしたのは期ズレや天候不順、投資によるとのことだが、それでも売上の伸び率(24%)には物足りなさを感じる。今最も投資している分野が求人事業というのも不透明感が強い。この分野は「デス・バイ・アマゾン」ならぬ「デス・バイ・インディード」になる可能性が高い。実際、すでに求人広告掲載数は、ここ2ヶ月、前月比減となっている。*インディードも減っているので季節要因かもしれない。

ただユーザー登録数が加速気味なのはよい兆候。今後成長率は若干鈍化していくかもしれないが基本シナリオはまだ完全には崩れていない。今後3年の予想売上高成長率は年率30%から20~25%にダウン。今後1年の予想平均株価は成長率低下や金利上昇に伴い850円(変動率35%)にダウン。株価は最高値(1763円)から「半値八掛け二割引」の値(564円)まで落ちたので底打ちしたように見える。

業績に最もインパクトのある求人広告掲載数を記録していく。関東 2158(2344)  関西 624(688)  東海 334(313)  九州 118(105)  北海道・東北 110(127) 総計 3344(3577)
市場独占型の求人プラットフォーマー・インディードの掲載数も記録していく。東京都の飲食店 47120(79902) 大阪府の飲食店 28540(29653)
*( )内は先月の数

■アイスタイル
基本シナリオ:美容分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
アイスタイル主催のビューティーデイ(12月3日)は一時アクセス激増によりパンクという失態を犯したようだが(笑)、1日3億円の売上目標をクリアし、2000ブランドを集めることができたので成功したように見える。アイスタイルの新戦略「ブランドオフィシャル」には@コスメECへのブランド誘致がカギになると思うので、一時的にしろ2000ブランドを集めたのは大きな前進に見える。

@コスメのデータを利用したアジア販売も加速しているようだが、この事業は日本で販売されている優良コスメをアジアに紹介する役割も担っているので、@コスメに登録しているコスメ会社との関係がより深まり、これもまた「ブランドオフィシャル」にプラスに働きそう。・・ただそれでもEC事業は「デス・バイ・アマゾン」の領域でもあるので、そこがゆくゆくは問題になりそうでもある。今後3年の売上高成長率は年率20%。今後1年の予想平均株価は金利上昇に伴い1300円から1100円にダウン。(変動率±30%)。

■ペプチドリーム
基本シナリオ:ペプチド創薬で最強のプラットフォーマーに
特に問題ないが、利益が激増するのはしばらく先になりそう。今後3年の売上高成長率は年率20%程度。今後2年の予想平均株価は4600円で、予想レンジは3400-5800円。

■厳選ジャパン(投資信託)
基本シナリオ:ビッグチェンジ銘柄投資でテンバガー達成
今回の調整局面もうまく切り抜けたように見える。市場平均より戻りが早いのはさすが。ただ今回の調整でいくらプロでも市場の大波にはあらがえないとわかったので、市場がピークをつけたと思ったら売っていこうと思う。今年の予想基準価額上昇率は30%程度で予想平均価額14000円(変動率±30%)。

■朝日ネット
基本シナリオ:ストックビジネスで地味に成長&株主還元
ここは今回の調整でもほとんど影響を受けなかった。地味なストックビジネス株はこういう時に安心感がある。株価は出来高をつけて一時上昇。来期は最高益になりそうなので、じきに天井を破るかもしれない。今後3年の予想売上高成長率は年率6%程度でEPS成長率は15%程度。今後1年のの予想平均株価は550円(変動率15%)。

■日進工具
基本シナリオ:ニッチトップの極細ドリルで市場開拓
特に問題なし。今年の予想平均株価は3000円(変動率20%)。今後3年の売上高成長率は年率8%。

■パーク24
基本シナリオ:最強のカーシェアプラットフォーマーに。海外駐車場事業の効率化で利益拡大
日経記事(12/4)で、この会社はデータを分析し、駐車場の料金やカーシェアの配備車輌台数を微調整していることがわかった。「満車が続くと客離れを起こすので値上げする」というのは少し意外だった。今後3年の売上高成長率は年率5%で利益成長率は10%程度。今年の予想平均株価は3200円(変動率20%)。

■コンテック
基本シナリオ:ダイフクとファナック向けのエッジコンピューティング機器で業績拡大
11月の決算は会社予想よりやや上振れ。半導体関連が下振れすると思ったが、ここは供給過剰が問題となっているメモリー関連とは関係なさそうなので、杞憂に終わりそう。ただそれでも世界的に設備投資に不透明感が出始めたので今年の予想平均株価は2400円から2000円にダウン(変動率20%)。今後3年の売上高成長率は年率5%で利益成長率は10%程度。

■今後の戦略
上げ相場は最終局面に入ったと思うので今後の買いはなし。ゆっくりと売却していく。

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