保有比率の高い順に見ていく。
■弁護士ドットコム
基本シナリオ:法律分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
この会社の最大の不透明要因は電子契約事業だったが、クラウドサインがデファクトスタンダード(事実上の標準)になりそうな勢いなので霧は晴れつつある。3月から電子契約の料金を1件100円から200円に引き上げるようだが、この値上げが成功したら業績へのインパクトは甚大になる。今後3年の予想売上高成長率は年率30%程度。2019年の予想平均時価総額は売上高の20倍の820億円(株価3800円)。変動率は±30%。
■シンクロフード
基本シナリオ:飲食店の運営をITで変革・サポートし総合プラットフォーマーとして盤石な地位を築く
シンクロの求人ビジネスには競合が多いため厳しい展開になると予想していたが、グーグルで「飲食 求人 東京」「飲食 求人 大阪」で検索するとトップに表示され続けている。関東圏と関西圏の求人広告掲載数も堅調に推移してるので、もしかしたら盤石な地位を築きつつあるのかもしれない。ただそれ以外の地域はまだまだ時間がかかりそう。今後3年の予想売上高成長率は年率20~25%。2019年の予想平均株価は800円(変動率30%)。
業績に最もインパクトのある求人広告掲載数を記録していく。関東 2484(2057)
関西 733(634) 東海 345(339) 九州 108(100) 北海道・東北 108(92) 総計 3778(3222)
市場独占型の求人プラットフォーマー・インディードの掲載数も記録していく。東京都の飲食店 79166(70287) 大阪府の飲食店 30353(26955)
*( )内は先月
■アイスタイル
基本シナリオ:美容分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
アイスタイルの新戦略「ブランドオフィシャル」の進捗は会社計画を大幅に下回っているので、今後の利益成長はあまり期待できそうにない。中国で1月から電子商取引を規制する法律(政府に登録してない者が外国で買い付けたものを国内で転売するのを禁止する法律)が施行されたが、これはアイスタイルの中国事業「越境EC」には追い風になる。今後3年の予想売上高成長率は年率20%程度で予想営業利益成長率は年率3%程度。今後2年の予想平均株価は1000円(変動率±30%)。
ブランドオフィシャルの契約企業数 67(67) *( )内は先月
■ペプチドリーム
基本シナリオ:ペプチド創薬で最強のプラットフォーマーに
特に問題ないが、業績が急拡大するのはしばらく先になりそう。今後3年の売上高成長率は年率20%程度。今後2年の予想平均株価は4600円で、予想レンジは3400-5800円。
■厳選ジャパン(投資信託)
基本シナリオ:ビッグチェンジ銘柄投資でテンバガー達成
サンバイオ・ショック直撃(笑)。バイオベンチャーはハイリスク・ハイリターンだと改めて認識。サンバイオは米国で事業を行っていながら米国で医療系ベンチャーキャピタルなどから資金調達できなかったところに今回の失敗の伏線があったのかもしれない。今年の予想基準価額は11000円(変動率20%)。
■朝日ネット
基本シナリオ:ストックビジネスで地味に成長&株主還元
来期以降は増収増益基調になりそうなので、そろそろ地味に動き出しそう。今後3年の予想売上高成長率は年率6%程度でEPS成長率は年率15%程度。2019年のの予想平均株価は550円(変動率15%)。
■日進工具
基本シナリオ:ニッチトップの極細ドリルで市場開拓
短期の景気循環(在庫循環)が3月頃に底入れしそうなので、いったん反発しそう。ただ長期の景気循環(設備投資循環・債務循環)は天井を打っているので長期的な見通しは芳しくない(参考:「景気敏感株は買い場か」2019/01/25日経)。ちなみに超長期の景気循環(技術革新循環)はまだまだ上昇途上にある。2019年の予想平均株価は2500円(変動率20%)。今後3年の売上高成長率は年率8%。
■パーク24
基本シナリオ:最強のカーシェアプラットフォーマーに。海外駐車場事業の効率化で利益拡大
今期は利益ゼロ成長予想なので株は退屈な展開になりそうだが、事業的には特に問題なし。今後3年の売上高成長率は年率5%で利益成長率は8%程度。2019年の予想平均株価は2500円(変動率20%)。
■コンテック
基本シナリオ:ダイフクとファナック向けのエッジコンピューティング機器で業績拡大
ここも在庫循環的にいったん反発しそう。この会社が大株主になっているロジザードの株価が上昇しているので、テック倉庫向けの納品も増えていきそう。2019年の予想平均株価は1400円(変動率20%)。今後3年の売上高成長率は年率5%で利益成長率は10%程度。
■今後の戦略
6月あたりまで静観する予定。
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