どうせだから市場環境も一緒にチェックしていく。
■ファンダメンタル
・金利
アメリカの短期金利は1.25%で長期金利は2.32%。日本の金利は長短ともに0%。
期待利回りが7%程度ある株式のほうが国債よりも優位な状況は変わらず。
アメリカの今後5年間の平均インフレ率は2.4%程度で日本は1.3%程度なのでしばらくは低金利が続きそう。
参考:世界経済のネタ帳 アメリカ
世界経済のネタ帳 日本
・金融政策
日本は金融緩和を継続。ヨーロッパはもうじき終了。アメリカはすでに引き締めに転じている。アメリカの引き締め速度は、インフレ率が低いため、非常に穏やかなものになりそう。それでも12月の金利引き上げでは一波乱ありそう。
・金融機関の破綻
なし。
・経済成長率
世界の2017年の経済成長率は3.6%で2018年も3.7%と良好。日本の2017年の経済成長率は1.5%で2018年は0.7%とまずまず。
参考:成長率3.6%に上振れ IMF世界予測、日本1.5%
・EPS成長率
世界株式の2017年のEPS上昇率は26%、2018年は11%、2019年も11%と良好。日本株式の2017年のEPS上昇率は13%程度で、おそらく来年以降も10%程度が続きそう。
参考:世界株高は続くか?割安市場の選別法は?
・債務
中国の債務残高は官民合計でGDP比300%
日本政府の債務残高はGDP比240%
アメリカ政府の債務残高はGDP比110%、民間の債務残高はリーマンショック前を超えている。
債務残高は非常に高いが、金利は低いままなので債務圧縮局面はまだ先になりそう。
・政治
日本の衆院選は自民党が勝ちそう。その根拠は野党が混迷しているのと、北朝鮮との緊迫や株高のときは現政権への支持率が高まるため。自民党が勝てば、政権の安定と金融緩和継続の期待から株式市場は上がりやすくなる。
トランプさんはイランや北朝鮮、トルコとの関係を悪化させそう。
■テクニカル
・チャート
世界中の株式市場が上昇トレンド
・ディストリビューションデー
典型的な上昇トレンドなのでカウントせず
・ヒンデンブルグオーメン
無点灯
・騰落レシオ
ダウ 120%
ナスダック 110%
日経平均 137%
・信用評価損益率
-8.8%
■結論
株価にやや過熱感があり、各国の過大な債務残高は気になるが、中期的な市場環境は比較的良好。
0 件のコメント:
コメントを投稿