2019年11月1日金曜日

持ち株チェック

保有比率の高い順に見ていく。

■弁護士ドットコム
基本シナリオ:法律分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
10月に三井住友とSMBCクラウドサインを設立し、クラウドサインのテレビCMを開始。これでクラウドサインの信用度と知名度が高まり、いよいよ契約のパラダイムシフトが本格化しそう。10/31の日経に中国の電子契約について「大企業を中心に利用者数が爆発的に増えたことで、電子契約システムは各業界の基幹インフラになりつつある。」とあったが、クラウドサインもこの基幹インフラとやらになってくれればと思う。今後3年の予想売上高成長率は年率35%程度。現在の企業価値は将来の予想利益などを勘案すると800~1300億円(株価3600~5800円)くらいか。2030年の予想時価総額は1兆円。

■シンクロ・フード
基本シナリオ:市場独占型プラットフォーマーではないので利益成長は厳しそう
全国求人情報協会によると、9月の飲食店スタッフなどのサービスの求人広告掲載件数は前年同月に比べて19.5%増になるとあったが(11/1日経)、シンクロの掲載件数増加率は1.5%になり、市場成長率を大きく下回っていることがわかった。これはシンクロの求人プラットフォームが市場独占型ではなく、ネットワーク効果がうまく働かないためかもしれない。今はインディードのような無料の求人広告サービスもあるのでシンクロの求人サービスは頭打ちになりそうだと思った。ちなみにインディードの求人広告掲載件数の増加率(東京と大阪のみ)は前年同月比27%だった。

それと先々月にブログで「この会社は投資家に対して気の利かない対応をするが、顧客に対しても気の利かない対応をするのではないか」みたいなことを書いたが、『カイシャの評判』に元社員の口コミがあり、「どんなモチベーションで働いているのかは不明だが「顧客ファースト」の精神がある人間には絶対に向いていない」とあった。やはりここら辺にも問題があるように思った。今後3年の予想売上高成長率は年率5~15%。営業利益成長率は年率-5~5%。今後1年の予想平均株価は400~600円。

業績に最もインパクトのある求人広告掲載数を記録していく。関東 2380(2339)
関西 747(685)  東海 336(307)  九州 98(107)  北海道・東北 72(144) 総計 3633(3582)
市場独占型の求人プラットフォーマー・インディードの掲載数も記録していく。東京都の飲食店 99197(79902) 大阪府の飲食店 40077(29653)
*( )内は前年同月

■ペプチドリーム
基本シナリオ:ペプチド創薬で最強のプラットフォーマーに
10/13日の日経にブリストル・マイヤーズがPDPSで開発している薬についての記事があった。記事によると、この薬は高額薬オプジーボを低額薬に代替するだけでなく、副作用を低減したり、経口薬にできる可能性もあるという。この薬はまだ臨床試験の第1層が終了した段階だが、もし上記3つの条件をクリアできれば、臨床試験のファストトラック(優先審査)が適用され、上市のタイミングが早まるかもしれない。*ファストトラックでは第3層の臨床試験が省かれる。
今後3年の売上高成長率は年率20%程度。現在の企業価値は将来の予想利益などを勘案すると6000~8000億円(株価4800~6500円)くらいか。2030年の予想時価総額は5兆円。

■朝日ネット
基本シナリオ:ストックビジネスで地味に成長&株主還元
朝日ネットの回線を使用している会員数のIRがあったが、前四半期からほぼ横ばい。今後の成長ドライバーはIOT回線や外部企業への回線貸し出しになりそうだが、そこらへんの数字も公表してほしいと思った。今後3年の予想売上高成長率は年率6%程度でEPS成長率は年率15%程度。2019年の予想平均株価は650円(変動率±20%)。

■厳選ジャパン(投資信託)
基本シナリオ:ビッグチェンジ銘柄投資でテンバガー達成
上位10銘柄にエデュラボが初登場。しかし今日、懸念していた大学入試共通試験の民間英語試験の延期が決まり(11/1日経)、エデュラボはストップ安に。新たな英語試験は24年度から導入するとのことで(民間試験を使うかは不明)、エデュラボの成長ドライバーが1つなくなってしまった。しかしこれで不透明感が払拭され来期の見通しが立てやすくなったので、11月の本決算資料を見ながら新たな成長ストーリーを考えていこうと思う。エデュラボの今期の業績は民間英語試験がない状態でも急拡大しているので成長力はまだあるように思う。この投信の今年の予想基準価額は11000円(変動率20%)。

■パーク24
基本シナリオ:最強のカーシェア・プラットフォーマーに。海外の「空港」駐車場事業は効率化しにくいので期待薄。
この会社は今後も着実に成長していくとは思うが、業績の伸びが物足りないと感じ始めた。今のような難しい地合いでは持っていて安心感があるが、もう少し勢いが欲しいと思った。チャート的にはゴールデンクロスを形成し上がりそうな雰囲気。しかし上値には売り玉が大量に残っているので需給的には上がりにくそう。今後3年の売上高成長率は年率5%で利益成長率も5%程度。2019年の予想平均株価は2400円(変動率20%)。

■今後の計画
日経レバETFは、日経平均が23500円になったら売却する。
シンクロフードは毎月1割ずつ売却していく。600円になったら全て売却する。
朝日ネット、パーク24は考え中。
弁護士ドットコム、ペプチドリーム、厳選ジャパンは長期で保有する。

1ドルが110円になったらドルを売る。
日経平均が24000円になったら日経インバースETFを買う。
市場が大幅調整したら優良銘柄を買う。

今後は「日本円」が強そうなので、基本的には現金ポジションを増やす方向でいく。

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