2019年9月1日日曜日

売買チェック

・レバ10倍で米ドル買い。全売却。損益-15%
(損益の内訳:為替差損が-37%(111.00円でドル買い、106.50円で売却)。スワップポイント(金利差収入)が+22%(保有期間は10ヶ月))。

8月に最後の円安局面が来ると思っていたが、あと一歩のところで米中貿易戦争激化により頓挫。今後はリスクオフや、景気後退懸念→米利下げ→日米金利差縮小による円高、が進んでいきそうなので手仕舞い。

■米中貿易戦争について
5月と8月の貿易戦争激化から、中国側が簡単に譲歩しないことがわかった。また米国側も景気や株価が堅調な状況では強硬手段で対抗することがわかった。

当初は米国の対中輸入額が中国の対米輸入額の3倍以上あるので、交渉は米国優位に進むと思っていた。しかし米国では大統領選が来年に迫っており、また米国が自由貿易の恩恵を世界で最も受けている国なので、今は中国側が若干優位と思うようになった。

中国側が譲歩しないのは、次世代テクノロジーの覇権争いだけでなく、米経済にダメージを与えて、次期大統領選でトランプ大統領を排除するのも目的だと思うので、今のような状況は2020年11月頃まで続くのかもしれない。

問題はその後になる。次期米大統領戦で、「中国とは仲良くやっていける」と語るバイデン氏が大統領になればそれほど問題なさそうだが、トランプ氏が再選した場合は、中国の債務バブルが破裂する可能性が出てくる。今回の貿易戦争では中国経済も甚大なダメージを受けるが、それが回復しない状況が続けば、政府が経済をコントロールできなくなる可能性が高い。

補足だが、今回の貿易戦争は世界経済に与えるダメージが深刻なので、それゆえにどこかで一気に停戦に向かう可能性も少なからずある。


・米国国債4倍ベア7。最後の1口売却。損益-29%
(損失の内容:米長期金利が3.2%の時に買い、1.6%の時に売却。保有期間は10ヶ月)
最後の1口は観察目的でずっと持っていようと思っていたが、持ってなくても観察できそうなので売却。長期金利はいったん反発するとは思うが上昇余地はそれほどなさそう。

・WTI原油ETF。全売却。損益+5%。
原油価格はしばらくボックス圏で推移するとは思うが、原油ETFはドル建てで、円高の影響を強く受けるので売却。

・日進工具。半分売却。損益-42%。
・コンテック。半分売却。損益-47%。
貿易戦争激化と円高進行により、業績がさらに下ブレると思ったから。
両社とも悪い会社ではなく、メガトレンドにも乗っているので、いつかは業績が回復するとは思うが、円高トレンドが収束するまでは厳しいと思った。

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