2019年9月1日日曜日

持ち株チェック

保有比率の高い順に見ていく。

■弁護士ドットコム
基本シナリオ:法律分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
米法廷ドラマ「グッド・ワイフ」と「グッド・ファイト」をついに見終わってしまった。さすがリドリー・スコットという感じで、ツボを押さえた内容で面白かった。この会社もツボを押さえた経営で快走を続けてくれればと思う。今のところはクラウドサインなどが着実にパワーアップしているようなので快調そのもののように見える。チャートは200日線を割り込んだので調整局面入り。株価下落は地合いによるものが大きそうだが、マザーズは長期の下方トレンドに入ったようなので今後さらに値を下げていくかもしれない。今後3年の予想売上高成長率は年率35%程度。現在の企業価値は将来の予想利益などを勘案すると800~1300億円(株価3600~5800円)くらいか。2030年の予想時価総額は1兆円。

■シンクロ・フード
基本シナリオ:市場独占型プラットフォーマーではないので利益成長は厳しそう
やはり業績が下ブレてきてしまった。ただ今回の減益については、移転・増床費用や人材採用費用が第1四半期に集中したためだと思うので特に問題なさそう(しかし決算短信などでこの点や投資進捗に触れてないのは問題。投資家に対してこのくらいの説明もできずに、顧客に対して気の利いた対応ができるのか疑問)。第2四半期も人材採用に投資するようなので、利益が回復するのは早くて第3四半期になりそう。株価はチャート的にはほぼ底に見える。今後3年の予想売上高成長率は年率10~20%。営業利益成長率は年率0~5%。今後1年の予想平均株価は400~600円。
業績に最もインパクトのある求人広告掲載数を記録していく。関東 2444(2238)
関西 728(611)  東海 327(337)  九州 108(111)  北海道・東北 78(183) 総計 3685(3480)
市場独占型の求人プラットフォーマー・インディードの掲載数も記録していく。東京都の飲食店 95660(75284) 大阪府の飲食店 37609(27758)
*( )内は前年同月

■ペプチドリーム
基本シナリオ:ペプチド創薬で最強のプラットフォーマーに
8/9の日経に「20年12月期は大型契約を見込んでおり、売上高は100億円以上の見通し」とあった。大型契約とはなんだろうか。業績インパクトが強そうなので、自社開発しているPDC(薬の運び屋)かもしれない。先日開発に成功した血液脳関門通過性PCDだろうか。今後3年の売上高成長率は年率20%程度。現在の企業価値は将来の予想利益などを勘案すると6000~8000億円(株価4800~6500円)くらいか。2030年の予想時価総額は5兆円。

■朝日ネット
基本シナリオ:ストックビジネスで地味に成長&株主還元
先月、「IOTのバックアップ事業がここの成長の牽引役になる」みたいなことを書いたが、8/5日の日経で格安スマホ業者がこの分野に続々と参入していることがわかった。地味な領域なので新規参入はそれほどないだろうと思っていたが甘かった。参入障壁はやっぱり大事だなと思った。今後3年の予想売上高成長率は年率6%程度でEPS成長率は年率15%程度。2019年の予想平均株価は650円(変動率±20%)。

■厳選ジャパン(投資信託)
基本シナリオ:ビッグチェンジ銘柄投資でテンバガー達成
ハウスドゥという会社が初登場。この会社はストック型ビジネスに転換しつつある不動産仲介業者のようで、業績とチャートは良好。不動産仲介店舗のビジネスモデルが良いようで、フランチャイズ加盟店が順調に増加している。この投信の今年の予想基準価額は11000円(変動率20%)。

<ハウスドゥの3年チャート> ハイプサイクル型のチャートパターン。期待相場が終わり、業績相場に移行したように見える。

■パーク24
基本シナリオ:最強のカーシェア・プラットフォーマーに。海外の「空港」駐車場事業は効率化しにくいので期待薄。
8/2の日経でカーシェア事業について「都心部の会員から『予約を取りづらくなった』との声を頂いている」「需要の高い都心部では、駐車場の用地不足や地価の高騰が進む。カーシェアの拠点に適した立地を確保するのは容易ではない」とあった。月次の進捗は順調だが、この先、成長が徐々に鈍化していくのかもしれない。昨日の決算は海外事業以外は好調だった。株価は決算後に出来高をつけて下落したので、しばらく上値の重い展開になりそう。今後3年の売上高成長率は年率5%で利益成長率も5%程度。2019年の予想平均株価は2400円(変動率20%)。

■日進工具
基本シナリオ:ニッチトップの極細ドリルで市場開拓
米中貿易戦争激化と円高進行で業績がさらに下ブレていきそう。チャート的にも長期のサポート線を割り込んでおり、売買の厚みのない”空白地帯”に入っているのでまだ下げそう。

マクロデータは、日本、米国、中国、東南アジア、欧州の製造業PMIが節目の50を下回っており、日本の7月の工作機械受注額は1012億円(1000億円が好不況の境目)とあまり良くない。

今後1年の予想平均株価は1500円くらい。今後3年の売上高成長率は年率-5%程度。

■コンテック
基本シナリオ:物流テック向け機器で業績拡大
ここも日進工具と同じでまだ下がりそうだが、チャート的には900円くらいで下げ止まりそう。今後1年の予想平均株価は1000円くらい。今後3年の売上高成長率は年率-5%程度。

■今後の計画
反発待ちをしていたが、だだ下がり(笑)。今回の失敗から、「利益成長が止まったと思った会社の株は、気づいた時点ですぐに売り始めたほうがいい」ということがわかった。

今売ろうと思っている銘柄は、日経レバETF、日進工具、コンテック、シンクロフード。
日経レバETF、日進工具、コンテックは日経平均が21500円あたりになったら売却する。シンクロフードは600円になったら売却する。

朝日ネット、パーク24は考え中。
弁護士ドットコム、ペプチドリーム、厳選ジャパンは長期で保有する。

今現在、投資妙味のありそうな金融商品はあるか? おそらく「日本円」あたりになると思うので現金ポジションを増やしていく。

・・とうとう宴が終わってしまった。これからしばらくは陰気な旅が続きそうだが、次のチャンスに備えて淡々と知識を付けていこうと思う。

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