2017年12月8日金曜日

月1の市場環境チェック

株式市場への影響が大きい金利、金融政策、企業業績を重点的にチェックしていく。

■ファンダメンタル
<金利>
・米国の短期金利は1.25%、長期金利は2.37%。短期金利が長期金利を上回ると債務圧縮局面に入りバブルが崩壊すると言われているが、それはもう少し先になりそう。
・日本の長短金利は0%。
・中国の短期金利は3.7%、長期金利は3.9%。

<債務>
・米国の民間債務残高はGDP比150%。リーマンショック時のピークである160%から減少し、足下では横ばい傾向。ただし個人債務残高に限ればリーマン時を超えている。
・日本の民間債務残高はGDP比150%。1990年頃のピーク220%から減少し、足下では横ばい傾向。
・中国の民間債務残高はGDP比200%で現在も上昇中。日本のバブル期のピーク220%に近づきつつある。

<金融政策>
・日本は金融緩和を継続。年間6兆円の株式購入政策も継続。
・欧州は金融緩和を縮小&延長。利上げは早くても18年9月以降。
・米国はすでに引き締めに転じているが速度は穏やか。
・中国は金利を徐々に引き上げている。

<経済成長率>
・世界の2017年のGDP成長率は3.6%で2018年は3.7%と良好。
・日本の2017年のGDP成長率は1.5%で2018年は0.7%とまずまず。

<EPS成長率>
現在、世界同時成長が起きており、このような状態は通常2,3年続くらしい。ただしこのような世界同時成長は景気サイクルの終盤に見られる現象とも言われている。
世界同時成長は海外で6割を稼ぐ日本企業には追い風になる。
・世界株式の2017年の予想EPS上昇率は26%、2018年は11%、2019年も11%と良好。
・日本株式の2017年の予想EPS上昇率は15%超で、来年以降も10%程度が続きそう。
・アメリカは今期も来期も10%超上昇。

27年間ファンドマネージャーを務めているレオスキャピタルの藤野英人氏は「この27年間、日本は抜けることのないトンネルの中にいるような感じだったが、そこからいよいよ抜けるのではないかというくらい、日本企業の明るい兆しが見えてきている。この30年間は、日経平均は2万円を上値に横ばい、それにインフレも起きないフラットな時代だった。しかし大きな変化が起きそうな気がする」とコメントしているので、今後の見通しは良さそう。

<政治>
・日本の政治は安定。ただペジーコンピューティングの詐欺事件で安倍政権が絡んでいる疑いがでてきたので、また内閣支持率が下がりそう。
・海外の政治は不安定。
・北朝鮮がややリスク。

■テクニカル
・チャート
世界中の株式市場が上昇トレンド

・ディストリビューションデー
ダウ 2日
ナスダック 3日
日経平均 5日

・ヒンデンブルグオーメン
無点灯

・トレードインディケーター
先月:危険度43% → 今月:62%
参考:eワラントのトレードインディケーター

・騰落レシオ
日経平均 100
ダウ 107
ナスダック ?

・信用評価損益率
先月-8% →今月-7.7%

■結論
米国株は割高感がでてきており、中国は過剰債務がややリスク。
しかしながら世界経済は総じて順調で、金余りも続いているので、中期的な市場環境は比較的良好。

0 件のコメント:

コメントを投稿