今年の投資基準や運用方針について考えていく。まずは2018年の振り返りから。
2018年の投資基準や運用方針は
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■投資基準
1,戻り売り圧力が少ない。累積売買高と一目均衡表でチェック。
2,成長ストーリーが描ける。1年以内に30%以上の株価上昇が見込める。
3,参入障壁(競争力)が高い。営業利益率が10%以上ある。
4,割安感がある。
5,地合いがよい。
“下がりにくい成長株を買う”というのが基本スタンス。
■運用方針
1,株式投資よりも総合的なリターンの高そうな本業に投資していく。
2,知識を得ることが最良のストック型収益なので、損益よりも学びを重視していく。
3,集中投資していく。ただし、会社の問題点を見落としていたり、自分で勝手に作った成長ストーリーが間違っていたりすることもあるので、ある程度分散させる。
4,長期投資する。キャピタルゲインを目的とした売買ではなく、利益成長を続ける強い会社を保有するというスタンスでいく。
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これらはだいたいこれは守れた。しかし今年買った株はほぼ全滅してしまった。思い当たる敗因は3つ。影響の大きな順にあげると
・地合いの読み違い
・テクニカルの軽視
・ビジネスモデル(利益成長を続ける仕組み)の分析ミス
になる。
まずはビジネスモデルの分析ミスについて。今年大きな損失を出した銘柄はシンクロフードとテラスカイ、アイスタイルになるが、シンクロフードとテラスカイは競合が多数いる巨大市場で勝負しているのが問題だった。
次にテクニカルの軽視について。今まで買うときはテクニカルをチェックしているのに、買った後でテクニカルに問題が生じても対処してこなかった。これはビジネスモデルを重視していたというのもあるが、「チャート=凝縮されたファンダメンタルズ」なので、チャートに問題が生じたら、ファンダメンタルズにも問題が生じていると認識すべきだと思った。
最後に地合いの読み違いについて。これは金融政策や債務循環、ポピュリズムなどの知識が不足していたので、ある程度は仕方のないことだと思っている。今回のことは次に生かしていきたい。ただ相場が最終局面にあることを知っていながら、リスクを取り過ぎていたのは問題だった。
以上を踏まえると、今年の投資基準は
1,戻り売り圧力が少ない。累積売買高と一目均衡表(週足)でチェック。
2,ビジネスモデル(利益成長を続ける仕組み)が強い。ビジネスモデルは参入障壁の高さ、ストック型収益か否か、成長市場か否か、でチェック。
3,地合いが良い。
になる。ただこの投資基準でいくと、今年は戻り売り圧力や地合いに問題があるので、投資できそうなものがほとんどなさそう。となると今年の運用成績は今の持ち株の変動率±15%程度になりそう。
今年から損切りの基準も設けていく。今後の損切り基準は
1,大きな戻り売り圧力ができる。「一目均衡表(週足)の雲の下抜け」「累積売買高のピークの下抜け」「200日移動平均線の下抜け」を目安にする。
2,ビジネスモデルが崩れる。
3,地合いが悪い。
になる。なお現在保有している株式で戻り売り圧力が強いものが多数あるが、すでに売るタイミングを逸しているので、とりあえずしばらくは保有しておく。
2018年の運用成績については、大きく損失を出した銘柄もあるが、筆頭銘柄の弁護士ドットコムの躍進によりプラス20%で終えることができた。
運用方針については特に変化なし。今年も「金融資産は知的資産」「金融市場では知識のない方からある方へお金は流れる」という言葉に従い、淡々と知識をつけていく。
それと運用以前の話になるが健康には十分留意していく。体調が悪いと頭が働かず、好奇心もなくなってしまから。
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