2020年1月1日水曜日

有望株チェック

よく調べないで買った株は失敗することが多いので、これからはネチネチと調べてから買うことにする。

*ソフトバンクの”一流”投資家・孫正義氏はウィーワークの創業者と短時間会談しただけで投資を決め、その結果失敗している。このことからも事前によく調べることは大事だと思った。ちなみに孫氏は投資先の選択で「何よりも創業者で判断する」と語っているが、孫氏が投資するウィーワークやウーバーテクノロジーズの創業者はすでに“クビ”にされている。となると、この時点ですでにこれらの投資は失敗したと言えるのかもしれない。

■10倍株候補
<10倍株候補の条件は>
 ・上場4年以内の若い会社
 ・社長が若くやり手
 ・オーナー企業
 ・時価総額300億円以下の小型株
 ・長期的なテーマに合っている
 ・急成長している
 ・(IPOから時間が経過し、株価が右肩下がりになっているチャートが狙い目)

(今のところ候補はなし)

■優良銘柄(株価が急落したときに買いたい銘柄)
<優良銘柄の条件は>
 ・参入障壁が高い
 ・ストック型ビジネスを手がける
 ・時流に乗っている
 →業績が落ちにくく、利益成長を続けやすいビジネスモデル

・エムスリー
基本シナリオ:医療分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
医療分野で独占的なプラットフォームを築いている。事業カテゴリーはMR事業、治験事業、人材採用事業、複数の新規事業、海外事業の5つあり、それらすべてが順調に伸びている。国内のMR事業だけでもあと5倍の成長余地があり、他の事業もまだまだこれからといった感じ。クラウドカルテ事業は急速に伸びているが、この事業はMR事業や治験事業との相乗効果も見込める。AIプロジェクトも増加傾向で現在19本。2030年の予想利益は現在の4~6倍くらいになりそう。チャート上の底値(買い場)は2300円くらいか。

・リクルート
基本シナリオ:多数の独占型プラットフォームで安定成長&株主還元
元祖プラットフォーマーであるリクルートは、人材、住宅、飲食、美容分野などで多数の市場独占型(寡占型)プラットフォームを構築している。中でも最も勢いのあるのが人材マッチングプラットフォームのインディードで、19年3月期の売上高成長率は50%に達する。この分野の現在の市場規模は16兆円超あり、インディードの売上はまだ320億円に過ぎず成長余地は大きい。リクルートは2030年までにこの分野で世界トップになることを目指している。ただ会社全体で見た場合の売上高成長率は年率6%程度なので急成長企業とはいえない。人材関連事業が売上高の7割を占めるているので景気後退の影響を受けやすいという問題もある。2030年の予想利益は現在の2~3倍くらいになりそう。チャート上の底値は3300円くらいか。

・カカクコム
基本シナリオ:多数の独占型プラットフォームで安定成長&株主還元
価格比較の分野で独占的なポジションを築いている。「価格コム」の成長は頭打ちだが、「食べログ」や新規メディア事業の「高速バス比較ナビ」「価格コム保険」「ガイエ(映画等のプロモーション事業)」などが今後の成長を牽引していきそう。2030年の予想利益は現在の2~3倍くらいになりそう。チャート上の底値は2000円くらいか。

・GMOペイメントゲートウェイ
基本シナリオ:最強の電子決済代行プラットフォームに
電子決済代行で最も勢いのある会社。現在の日本のBtoCのEC化率は7%程度(決済処理金額6兆円)だが、これが2025年には15%(同18兆円)まで拡大するという。GMOPG社はこれまで市場成長率を7%程上回る速度で成長しているので、今後も市場拡大ペース以上の成長が期待できる。BtoC以上に大きな市場であるBtoB市場でも同様の事業をしているので成長余地はまだまだありそう。売上高成長率目標は年率25%を基準にしており、今期は14%と若干低下するが、来期以降は巡航速度に戻せるという。過去の実績を見ると言ったことはすべて着実に実行してきてきる会社なので、今回も言った通りの展開になりそう。2030年の予想利益は現在の4倍くらいになりそう。チャート上の底値は6800円くらいか。

・インフォマート
基本シナリオ:企業間取引の基幹プラットフォームに
現在インフォーマートのプラットフォームを利用する会社は38万社あり、その大半は請求書プラットフォームを利用している。請求書事業の売上高比率は全体の2割程度で赤字が続いているが、この事業の成長余地は少なくともあと3倍はあり、そこで培ったネットワークや請求書データを活かして新規事業も興していくという。問題はこれら新規事業の方向性がまだ明確に定まっていないところ。2030年の予想利益は現在の3~4倍くらいになりそう。チャート上の底値は750円くらいか。

・鎌倉新書
基本シナリオ:終活領域をITで変革し最強のプラットフォーマーに
葬儀分野のカテゴリーキラー。元々は葬儀関連の出版物を発行していた会社で、そこで構築したネットワークが最大の強み。日本では今後さらに高齢化が進んでいくので事業環境は良い。マッチングさせるに商品には墓、葬儀、仏壇、相続関連などがあり、9月からはセールスフォースを導入し、各サービスのクロスセルを増大させていくという。市場シェアはまだ3%以下なので成長余地は大きい。2030年の予想利益は現在の7~10倍くらいになりそう。チャート上の底値は1500円くらいか。

・ベネフィット・ワン。大企業向けの福利厚生代行サービスなど優良ストックビジネスを手がける。問題は決算説明資料を読んでも内容をすんなり理解できないこと。気が向いたらもう少し調べてみる。2030年の予想利益は現在の2~3倍くらいになりそう。チャート上の底値は1800円くらいか。

・リログループ。福利厚生代行事業や借り上げ社宅管理事業、ホテル管理事業などのストック型事業や、海外赴任支援事業などを手がける。2023年までの中期経営計画はやや強気に見えるが、ここも有言実行タイプの会社のようなのでクリアできそう。2030年の予想利益は現在の3倍くらいになりそう。チャート上の底値は2500円くらいか。

・メニコン。コンタクトレンズのサブスク(定期購入)サービスを手がける。製品ラインアップの拡充や販売地域の拡大によりサブスク会員は順調に増えており、生産効率化が成功し利益率も向上している(第2四半期に利益を上方修正)。海外売上高は全体の1割程度で、こちらもそこそこ順調に伸びている。今後はオルソケアソロジーなどの新規事業も伸びていきそう。問題は売上高成長率(年率6%)と参入障壁がやや低いこと。2030年の予想利益は現在の2~3倍くらいになりそう。チャート上の底値は3500円くらいか。
*オルソケアソロジーとは特殊なコンタクトレンズをはめて近視を矯正する治療法。中国ではすでに医師主導の治療が始まっているが、日本ではまだ公式には認められていない。メニコンは中国にそれ用のレンズを供給している。現在、スマホの普及などにより世界的に近視人口は増加しているので、近い将来この治療法が脚光を浴びる可能性もある。

■景気敏感株
景気敏感株は景気拡大期のパフォーマンスが非常に良いのでこれもチェックしていく。

<仕込むタイミングは>
・IMFの世界経済成長率予測が底打ち
・OECDの景気先行指数や、中国やグローバルの製造業PMIが底打ち
・台湾の電子・情報通信機器の輸出受注や半導体指数が底打ち

<半導体株>
*半導体株はデジタル革命の影の主役なので長期的な上昇トレンドが期待できる。
・信越化学工業、SUMCO、ディスコ、東京エレクトロン、サムスン、マイクロン、インテル・・。

<景気敏感株>
・日進工具、コンテック・・。

■観察中の銘柄
・チームスピリット
基本シナリオ:TeamSpiritで業務効率化、働き方の分析で生産性改善
TeamSpiritに含まれるクラウドソフトで最も他社と差が出そうなのが「経費精算」ソフトになるが、ラクスや米コンカーなど経費精算に特化して伸びている会社もあり、これらのソフトが企業に採用された場合はTeamSpiritが採用される可能性はほぼなくなるので、これらのソフトとの差を埋めていけるかが長期的な勝敗の分かれ目になりそう。ここでカギになるのがチームスピリットの開発力になるが、経費精算に特化している会社よりも従業員数が少なく、また社風にも若干問題がありそうなので、追いつくのはやや厳しそう。20年4月からはデータ改ざん不可能なクラウドシステムを構築すればキャッシュレス決済でも紙の領収書無しで税務申告ができるようになるようだが、TeamSpiritがそれに対応できるようになるのはいつになるのか正直見当もつかない(コンカーなどはすでにSuicaなどと共同研究を始めている)。こう考えていくと、チームスピリットが長期で力強く成長していくのは難しいのかもしれない。

短期の見通しでも少し不透明感が出てきた。12/5の日経の日経に「20年のソフトウエア投資の伸びが3年ぶりの低水準になるリスクがある。(略)セールスフォースも成長が鈍化する可能性がある」とあった。これは米国の話だが、日本でも同様な展開になると仮定すると、2020年のチームスピリットの業績は若干下振れるのかもしれない。今後3年の予想売上高成長率は年率25%程度。2020年の予想株価は2200円(変動率±25%)。

・ハウスドゥ
基本シナリオ:国内最大の不動産サービス・プラットフォームで課題解決
12/2の日経にリバースモーゲージは担保割れリスクが少なからずあるとあった。12/21の日経には、ハウスドゥは銀行が断ったリバースモーゲージ案件を引き受けるとあった。この流れでいくと、ハウスドゥのリーバースモーゲージ保証事業はそこそこリスクが高いのかもしれない。リーバースモーゲージ大国の米国でさえ民間事業者が保証事業からすべて撤退しているので、長期的にはハウスドゥも厳しくなっていくのかもしれない。今後3年の予想売上高成長率は年率13%程度。2020年の予想株価は1750円(変動率±20%)。

・パークシャテクノロジー
基本シナリオ:先端の深層学習知見を産業に落とし込んで業績拡大
12/23の日経に「勢い増すAIスタートアップ「トップ100社」」とあった。これは世界のAIスタートアップ3000社から選んだものらしいが、AI領域のレッドオーシャン化が着実に進んでいることがわかった。12/29の日経ではパークシャとそっくりな会社・アリスマーが見つかった。パークシャは果たして10年後に存在しているのだろうかと思った。投資回収期は2023年頃からになるので、とりあえずそれまではしばらく様子見。この会社の現在の妥当な企業価値は参入障壁の低さやAI人材の多さなどを考慮すると1000億円(株価3300円)くらいになりそう。

・エデュラボ
基本シナリオ:並のエドテック企業に
12/24の日経にエデュラボが顔認証でオンライン試験を始めるとあった。この試験は企業向けの英語能力を測定するもので、場所や時間を選ばずに安価に受験できるという。エデュラボはこういったハイテク・テスト事業に強みがあるように思うのだが、メディア・プラットフォーム事業に最も注力しているのが気がかり。AIによる文字の自動入力(OCR)に関しても不透明感が増しつつある。12/25にマザーズに上場したAI insideは文字を読み取るOCRソフトを販売しており、他にもCogent Labsなど同様の事業を手がける企業が多数見つかりつつある。長期的な見通しが芳しくなくなってきたので観察リストから除外する。今後3年の予想売上高成長率は15%程度、営業利益成長率は5~10%程度。2020年の予想株価は3500~5500円。

・メディアドゥ
基本シナリオ:最強の電子書籍取次プラットフォーマーに
LINEマンガは長期で生き残れそうな雰囲気になってきたが、電子書店の淘汰・集約問題とブロックチェーン・プロジェクトが「時限爆弾」になりそうなので、観察リストから除外する。今後3年の予想売上高成長率は年率20%、営業利益成長率は年率25%。2020年の予想平均株価は4800円(変動率±25%)。

■気になっている銘柄
・ブシロード
新日本プロレスや「バンドリ!」などのキャラクタービジネスを手がける会社。プロレス事業はタカラトミーを立て直したハロルド・ジョージ・メイ氏が社長に就任したのでまだまだ伸びそう。バンドリ!もアプリ売上ランキングでは好調のよう。今後は他社のキャラクターコンテンツのプロモーションを請け負うサービスも始めるという。株価が調整することがあれば調べたい。

月1社ずつ調べていく。今後はeBase、マークラインズ、ブシロード、2016年のIPOあたりを調べていく。

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