2021年1月1日金曜日

有望株チェック

 よく調べないで買った株は失敗することが多いので、これからはネチネチと調べてから買うことにする。

■10倍株候補
<10倍株候補の条件は>
 ・上場4年以内の若い会社
 ・社長が若くやり手
 ・オーナー企業
 ・時価総額300億円以下の小型株
 ・長期的なテーマに合っている
 ・急成長している
 ・(IPOから時間が経過し、株価が右肩下がりになっているチャートが狙い目)

・ジモティー。ビジネスモデルが強く、潜在市場が大きいのでテンバガーを狙えそう。

■優良銘柄(株価が急落したときに買いたい銘柄)
<優良企業の条件は>
 ・参入障壁が高い
 ・ストック型ビジネスを手がける
 ・時流に乗っている
 →業績が落ちにくく、利益成長を続けやすいビジネスモデル

・エムスリー
基本シナリオ:医療分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
医療分野で独占的なプラットフォームを築いている。事業カテゴリーはMR事業、治験事業、人材紹介事業、複数の新規事業、海外事業の5つあり、それらすべてが順調に伸びている。国内のMR事業(医薬品情報サイト事業)だけでもあと5倍の成長余地があり、他の事業もまだまだこれからといった感じ。2030年の予想利益は現在の4~6倍くらいになりそう。チャート上の底値(買い場)は4500円くらいか。

コロナの影響について。人材紹介事業は負の影響を受けそうだが、それ以外はコロナで伸びそう。

・リクルート
基本シナリオ:多数の独占型プラットフォームで安定成長&株主還元
元祖プラットフォーマーのリクルートは、人材、住宅、飲食、美容分野などで多数の市場独占型(寡占型)プラットフォームを構築している。中でも最も勢いのあるのが人材マッチング・プラットフォームのインディードで、20年3月期の売上高成長率は30%に達する。この分野の市場規模は16兆円超あり、インディードの売上はまだ4000億円に過ぎない。リクルートは2030年までにこの分野で世界トップになることを目標にしている。ただ会社全体の売上高成長率は年率6%程度なので急成長企業とはいえない。人材関連事業が売上の7割を占めるているので景気後退の影響を受けやすいという問題もある。2030年の予想利益は現在の3倍くらいになりそう。チャート上の底値は3200円くらいか。

コロナの影響について。ほぼ全ての事業が負の影響を受けそう。ただ長期の成長シナリオは不変。

<インディードの求人件数の推移>
5月 米国 2,417,960 日本 2,543,350
6月 米国   2,590,324 日本 2,501,261
7月 米国 2,891,732 日本 2,564,810
8月 米国 3,116,923 日本 2,393,177
9月 米国 3,214,984 日本 2,938,509
10月 米国 3,346,659 日本 3,110,078
11月 米国 3,459,029 日本 3,192,741
12月 米国 3,379,398 日本  2,839,901
1月 米国 3,279,272 日本 2,030,015

・カカクコム
基本シナリオ:多数の独占型プラットフォームで安定成長&株主還元
価格比較の分野で独占的なポジションを構築している。「価格コム」の成長は頭打ちだが、「食べログ」や、新規メディア事業の「高速バス比較ナビ」「価格コム保険」「ガイエ(映画等のプロモーション事業)」などはまだまだ伸びそう。2030年の予想利益は現在の2~3倍くらいになりそう。チャート上の底値は2200円くらいか。

この会社もコロナの影響を多大に受けそう。ただ低コスト・高収益なビジネスモデルなので、黒字は維持できそう。

コロナ下では食べログの有料プランの解約が相次いでいるようだが(9月時の加盟店数は前年同月比17%減)、今はもっと手数料の安いサービス(テーブルチェック、エビソル、トレタなど)が増えているので、コロナが終息しても顧客が戻ってこない可能性がある。

・GMOペイメントゲートウェイ
基本シナリオ:最強の電子決済代行プラットフォームに
電子決済代行で最も勢いのある会社。日本のEC化率はまだ7%程度なので、成長余地はまだまだある。2030年の予想利益は現在の3~4倍くらいになりそう。チャート上の底値は10000円くらいか。

コロナの影響について。この会社はコロナを追い風にして成長を続けそう。

・インフォマート
基本シナリオ:企業間取引の基幹プラットフォームに
現在インフォマートのプラットフォームを利用する会社は約52万社あり、その大半が請求書プラットフォームを利用している。請求書事業の売上高比率は全体の2割程度だが、この事業の成長余地は少なくともあと3倍はあり、そこで培ったネットワークやデータを活かした新規事業も期待できる。2030年の予想利益は現在の4倍くらいになりそう。チャート上の底値は650円くらいか。

コロナの影響について。主業である食材受発注事業はコロナの影響を多大に受けているが、請求書事業の方は伸びている。

■観察中の会社
・パークシャテクノロジー
基本シナリオ:最強のAIベンダーに
11月の本決算ではアルゴリズム事業の売上の伸びが13%とやや弱め(利益率は低下)。今期の会社予想は売上高成長率を20%~35%と見積もってるようだが、決算資料を読んでもそのような伸びは想像しにくい。豊富な手元資金を活用してM&Aでもするのだろうか。投資回収期は2023年頃からになるので、それまではしばらく様子見。

・中村超硬
基本シナリオ:ナノゼオライトでテンバガー達成
第3四半期決算はパッとしない内容だった。ナノゼオライトを市販できるようになるまではまだまだ時間がかかりそう。投資回収期は2023年頃からになりそうなので、それまではしばらく様子見。

■気になっている会社
<2017年に上場した会社>
・casa。デジタルを駆使した家賃保証サービスを手がける会社。ストック型っぽい収益構成が魅力。ただ先日、社長のパワハラが発覚して(12/2文春オンライン)、興味が失せてしまった。このパワハラを録音した音声を聞くと、堅気の人間とは思えない口ぶりで、思わず笑ってしまった。

・マネーフォワード。家計簿アプリやクラウド会計ソフトを手がける会社。時価総額は2300億円と大きいが、経営者のスケール(器)が大きそうなので、事業をまだまだスケール(大きく)できそう。

・ビジョナリーホールディングス。2019年12月にエムスリーが30億円出資して筆頭株主になった会社。エムスリーと共同出資で作る次世代型のメガネ屋・センスエイドが成長の牽引役になりそう。投資するタイミングは2023年頃になりそうだと思っていたが、エムスリーがさっそく経営合理化に動いたようで黒字転換した。ここは早めに調べたほうが良いのかもしれない。

<2018年に上場した会社>
・アクリート。ショートメッセージ配信代行サービスを手がける会社。具体的に何をしているのかよくわからないが、業績は堅調に伸びており、ストック型のような収益構成になっている。

・シノプス。自動発注システムを手がける会社。市場シェアは14%程度と市場占有率はあまり高くはない。競合が多いので今後は差異化を図るためにeBASEなどとの提携が重要になってきそう。10年後の予想利益は現在の3倍程度か。

・ZUU。ビジネスモデルはあまり強そうではないが、売上は順調に拡大している。社長は野心家なのでひょっとすると大化けするかもしれない。社長が目指す「200兆円企業」は難しそうだが、「2000億円企業」くらいにはなるかもしれない。

・スマレジ。リクルートのエアレジとバッティングしているのでいったんは除外したが、解約率が1%以下なのでビジネスモデルは強い。またレジアプリは勝者総取りという構造でもないので、商機はありそう。株価3000円台のときに、このことに気づけなかったのが残念。

<2019年に上場した会社>
・カオナビ。顔写真を使う人材マネジメントシステムを手がける会社。リクルート系で、競合がいなさそうなのがいい。10年後の予想利益は現在の4倍くらいか。

・ピー・ビーシステムズ。福証に上場するなんらかのクラウドシステムを提供する会社。業績の伸びや利益率が良く、社長が面白そうな感じ。10年後の予想利益は現在の3倍くらいか。

・HENNGE。各種クラウドサービス(SaaS)のIDを一元管理するクラウドサービスを提供する会社。解約率は0.2%以下と低く非常に強いビジネスモデルになる。ただ米オクタや米アマゾン(AWS)、野村総研が本格参入してきたので徐々に競争が激しくなりつつある。スケールメリットがあまりない(ネットワーク効果が働かない)のも問題。10年後の予想利益は現在の4倍くらいか。

<2020年に上場した会社>
・ビザスク。ランサーズを調べているときに見つけたクラウドシーシング会社(調べようと思ったが株価が上がり始めてしまったので調べる気が失せた)。この会社が提供するサービスは「スポットコンサル」なので、大手派遣会社のクラウドソーシング市場参入の影響は受けない。今後クラウドソーシング専業で生き残れる会社はこことココナラくらいかもしれない。

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