2023年7月1日土曜日

4~6月の売買

■4月
・オキサイド 少し売却 損益-26%
決算予想が大きく外れたから。

事前予想は
2024年2月期の売上高91億円、営業利益9億円
<内訳>
半導体事業 売上高42億円(前期比+35%)
ヘルスケア事業 売上高22億円(前期比+15%)
光計測・新領域事業 売上高8.5億円(前期比+15%) 
ライコル社の事業 売上高18.5億円(前期比+15%)

だったが、会社予想は
売上高87.7億円、営業利益4.7億円
<内訳>
半導体事業 売上高49.7億円(+53.7%)
ヘルスケア事業 売上高17.2億円(-2.9%)
光計測・新領域事業 売上高5.9億円(-20%)  
ライコル社の事業 売上高20億円(+25%)
*ライコル社の業績が連結されるのは第2四半期からで、第2四半期以降の予想売上高は14.8億円になる。

だった。トータルの売上高はだいたい予想通りだったが、利益や各事業の売上予想は大きく外れた。予想が外れた要因は、買収費用を考慮できていなかったことと、フロー型ビジネスの業績のブレが大きかったことあたりになる。ここらへんのことは今回のケースから学んでいきたい。

会社予想は下半期偏重型で今の調子でいくと下振れる可能性もありそうだと思った。3月に買収したライコル社についてもまだ不明な点が多く、見通しがやや悪くなった。

ただ、5月に開かれた株主総会の資料を読むと、本決算資料を一部誤解していたことがわかり、長期ではそれほど問題なさそうなことがわかった。

■6月
・日経平均ベア上場投信 新規買い
チャートが天井を打ったと思ったから。マクロ系はややこしいので手を出さないようにしていたが、今回の状況では賭けてもリスクはそれほどなさそうだと思った。

<6月14日の日経平均株価の1年チャート>
天井圏で陽線が4本連続で出ており、窓もあいている。14日の東証プライム市場は4兆7千億円の大商いで、てっぺんに十字線らしきものも出ている。
移動平均線との乖離率は高く、過熱感は強い。*騰落レシオは109とそれほど過熱感なし。
日経平均株価のPERは15.30倍と今後の上方修正分も織り込んでいるように見えた。


・日経平均ベア上場投信 全売却 損益-1%
集めた情報を整理してみると、資本効率改善機運や中国株の代替投資などで、まだ上がりそうだと思った。(詳細は後述)

6月16日にグロース市場指数が急騰し、循環物色が始まったと思った。息の長い相場になりそうだと思った。

日経平均株価が気になり始めてしまった。うっとうしいと感じた。

この投信が日経平均株価と逆相関していないことに気づいた。投信から資金が徐々に抜けていっており、下げ圧力が強そうだと思った。

・Zホールディングス 新規買い
PBRが1倍を割っていることに気づいたから。東証がPBR1倍割れの是正を求める中で、成長志向の強いZホールディングスがこの現状を受け入れるとは思えなかった。現金が1.6兆円くらいあるので、株価が大きく下げたら自社株買いが入りそうだと思った。チャート的にも底値感があり、リスクはあまりなさそうだと思った。
*株式を買った後に有利子負債が1.9兆円あることに気づいた。この会社の決算書はわかりにくい。

決算資料を読むと電子マネーのPayPayが成長ドライバーになりそうだと思った。PayPayの2021年の売上高は1022億円、EBITDA-432億円、2022年の売上高は1676億円(前年比+64%)、EBITDA-119億円なので、もうじき黒字転換しそうなことがわかる。成長力も高い。2024年に予定通り「LINEヤフー」と連携すれば、信用スコアの精度が増して、中国アリペイのような一大経済圏ができるのではないかと思った。
*EBITDAとは営業利益+減価償却費

6/19日経MJに「PayPayは、東南アジアの4つのスマホ決済アプリで支払いができるようにした。コロナ禍から回復しつつあるインバウンド(訪日外国人)需要は富裕層による「爆買い」も期待できる」「PayPayはアリペイのほか、韓国のカカオペイも20年4月から利用が可能となった。カカオペイは開始時に新型コロナの感染症の流行が本格化したため、これまでは利用が広がっていなかったとされる」とあった。これらもPayPayの成長に寄与しそうだと思った。


・ジモティー 一部売却 損益-9%
メルカリやPayPayフリマで大型家具・家電を送料込みで安価に取引できることに気づいたから。メルカリでは現地取引もできると気づいたから。使い勝手は向こうの方が格段に上なので、ジモティーの存在価値が薄れたように感じた。

・ハルメクホールディングス 新規買い
6/22日経記事を読んで。経営者がしたたかで、女性シニア市場は未開拓で大きそうだと思ったから。(詳細は後述)

・ハルメクホールディングス 半分売却 損益+2%
6/26日経で、雑誌「ハルメク」の購読者数がまた減っていることがわかったから。今期の業績は下振れそうだと思った。


・Zホールディングス 半分売却 損益-2%
このブログを更新するために各種指標をチェックしていたら、米欧の指標が予想以上に悪く、景気後退は避けられないと思ったから。過剰流動性(金余り)は維持されそうなので株式市場はそれほど影響を受けないかもしれないが、念のため、現金ポジションを厚めにしておこうと思った。

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