今さらという感じもするが信用評価損益率について調べてみる。
信用評価損益率とは信用取引で買っている投資家の損益率を表す指標。信用取引で買っている人は利益が出たものから売却していくため損益率は基本的にマイナス圏(-3%~-9%)で推移する。一般に-3%を超えると相場の天井に近く、-20%を下回ると相場の底に近いと言われている。
過去7年で損益率が-20%に達したのは2012年6月と2016年6月になるが、その後株価は大きく上昇している。一方で-3%を超えたのは2013年1月と4月と2014年1月になるが、その後株価はいったん下落しているものの持ち直している。*この時は+5%まで上昇している。
チャートから判断すると信用評価損益率は相場の天井を見るより相場の底を見るのに有効なように見える。
過去、損益率が-20%に達しているのはだいたい3,4年に1回のペースなので、次回の底は2019年か2020年ころにくるのかもしれない。ただしリーマンショック級の大暴落がきた場合は、損益率が-40%程度まで下落する可能性はある。
直近では、1月12日に4年ぶりの水準である-3.63%まで上昇している。日本株はここでいったん天井を打ったのかもしれない。
参考:第20回「信用評価損益率について」
信用評価損益率とは?
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