2020年7月3日金曜日

有望株チェック

よく調べないで買った株は失敗することが多いので、これからはネチネチと調べてから買うことにする。

■10倍株候補
<10倍株候補の条件は>
 ・上場4年以内の若い会社
 ・社長が若くやり手
 ・オーナー企業
 ・時価総額300億円以下の小型株
 ・長期的なテーマに合っている
 ・急成長している
 ・(IPOから時間が経過し、株価が右肩下がりになっているチャートが狙い目)

(今のところ候補はなし)

■優良銘柄(株価が急落したときに買いたい銘柄)
<優良銘柄の条件は>
 ・参入障壁が高い
 ・ストック型ビジネスを手がける
 ・時流に乗っている
 →業績が落ちにくく、利益成長を続けやすいビジネスモデル

・エムスリー
基本シナリオ:医療分野をITで変革し最強のプラットフォーマーに
医療分野で独占的なプラットフォームを築いている。事業カテゴリーはMR事業、治験事業、人材紹介事業、複数の新規事業、海外事業の5つあり、それらすべてが順調に伸びている。国内のMR事業(医薬品情報サイト事業)だけでもあと5倍の成長余地があり、他の事業もまだまだこれからといった感じ。2030年の予想利益は現在の4~6倍くらいになりそう。チャート上の底値(買い場)は2500円くらいか。

コロナの影響について。治験事業や人材紹介事業は負の影響を受けそうだが、それ以外はコロナで伸びが加速しそう。

・リクルート
基本シナリオ:多数の独占型プラットフォームで安定成長&株主還元
元祖プラットフォーマーのリクルートは、人材、住宅、飲食、美容分野などで多数の市場独占型(寡占型)プラットフォームを構築している。中でも最も勢いのあるのが人材マッチング・プラットフォームのインディードで、20年3月期の売上高成長率は30%に達する。この分野の市場規模は16兆円超あり、インディードの売上はまだ4000億円に過ぎない。リクルートは2030年までにこの分野で世界トップになることを目指している。ただ会社全体の売上高成長率は年率6%程度なので急成長企業とはいえない。また人材関連事業が売上高の7割を占めるているので景気後退の影響を受けやすいという問題もある。2030年の予想利益は現在の3倍くらいになりそう。チャート上の底値は2800円くらいか。

コロナの影響について。ほぼ全ての事業が負の影響を受けそう。ただ長期の成長シナリオは不変。

<インディードの求人件数の推移>
5月 米国 2,417,960 日本 2,543,350
6月 米国   2,590,324 日本 2,501,261
7月 米国 2,891,732 日本 2,564,810

・カカクコム
基本シナリオ:多数の独占型プラットフォームで安定成長&株主還元
価格比較の分野で独占的なポジションを築いている。「価格コム」の成長は頭打ちだが、「食べログ」や、新規メディア事業の「高速バス比較ナビ」「価格コム保険」「ガイエ(映画等のプロモーション事業)」などが今後の成長ドライバーになる。2030年の予想利益は現在の2~3倍くらいになりそう。チャート上の底値は2000円くらいか。

ここもコロナの影響を多大に受けそう。ただ低コスト・高収益なビジネスモデルなので、黒字は維持できそう。

・GMOペイメントゲートウェイ
基本シナリオ:最強の電子決済代行プラットフォームに
電子決済代行で最も勢いのある会社。日本のEC化率はまだ7%程度なので、成長余地はまだまだある。2030年の予想利益は現在の3~4倍くらいになりそう。チャート上の底値は8000円くらいか。

コロナの影響について。この会社はコロナを追い風にして成長を続けそう。

・インフォマート
基本シナリオ:企業間取引の基幹プラットフォームに
現在インフォマートのプラットフォームを利用する会社は約43万社あり、その大半が請求書プラットフォームを利用している。請求書事業の売上高比率は全体の2割程度だが、この事業の成長余地はあと3倍はあり、そこで培ったネットワークやデータを活かした新規事業も期待できる。2030年の予想利益は現在の3~4倍くらいになりそう。チャート上の底値は600円くらいか。

コロナの影響について。主業である食材受発注事業はコロナの影響を多大に受けそうだが、請求書事業の方は伸びそう。全体で見れば「対コロナ」になりそう。

・鎌倉新書
基本シナリオ:終活領域をITで変革し最強のプラットフォーマーに
葬儀分野のカテゴリーキラー。日本では今後さらに高齢化が進んでいくので事業環境は良い。マッチングさせる商品には墓、葬儀、仏壇、相続関連などがあり、今後は各サービスのクロスセルを増大させていくという。市場シェアはまだ3%以下なので成長余地は大きい。2030年の予想利益は現在の5~7倍くらいになりそう。チャート上の底値は1000円くらいか。

・メニコン。コンタクトレンズのサブスク(定期購買)サービスを手がける会社。製品ラインアップの拡充や販売地域の拡大によりサブスク会員は順調に増えており、生産の効率化で利益率も向上している。海外売上高は全体の1割程度で、こちらもそこそこ順調に伸びている。

3月にコンタクトレンズの巨大工場が完成し、生産量が倍増したので成長が加速しそう。新工場では製造設備のみならず倉庫も自動化されているので利益率はさらに高まりそう。2030年の予想利益は現在の3~4倍くらいになりそう。チャート上の底値は4000円くらいか。

■コロナ収束後に買いたい銘柄
*今回のコロナで多額の借り入れをするところは回復が遅れるので、財務状態の良い会社が投資対象になる。

業績が回復していく順番は
・求人広告会社:リクルート
・製造業:
・鉄道会社:
・国内旅行会社:
・宿泊会社:
・不動産会社:
・飲食店:カカクコム
・興業会社:ブシロード
・エネルギー企業:
・航空会社:
・海外旅行会社:
・クルーズ旅行会社:

■景気敏感株
景気敏感株は景気拡大期のパフォーマンスが非常に良いのでこちらもチェックしていく。

<仕込むタイミングは>
・IMFの世界経済成長率予測が底打ち
・OECDの景気先行指数や、中国やグローバルの製造業PMIが底打ち
・台湾の電子・情報通信機器の輸出受注や半導体指数が底打ち

<半導体株>
半導体企業はデジタル革命の影の主役なので長期的な上昇トレンドが期待できる。
・信越化学工業、ディスコ、サムスン、アルファベット・・。

<景気敏感株>
・日進工具・・。

■観察中の銘柄
・パークシャテクノロジー
基本シナリオ:最強のAIアルゴリズムベンダーに
株価は回復しているが、第二四半期決算も第一四半期決算と同様にコア事業のAIアルゴリズム事業が伸びていなかった(利益は減少)。株価は「対コロナ」を意識して上がっているようだが、業績の裏付けがないので株価は今後下方に触れやすそう。昨年買収した駐車場事業は減損しそう。投資回収期は2023年頃からになるので、それまではしばらく様子見。

■今後調べる予定の銘柄候補

<2017年に上場した会社>
・オロ。クラウドERP(基幹業務システム)を開発している会社。導入コストが従来のERPよりも圧倒的に安いので中規模の会社で普及が進みそう。
・マネーフォワード。経営者ができそうな感じ。ただ時価総額が大きく、ニッチトップでないのが問題。家計簿アプリではトップになれそう。
・ウェルビー。敏腕ファンマネ・北原氏が長期で保有している銘柄なので有望そう。ただコロナで障害者雇用はしばらく厳しくなりそう。
・マクロミル。ネット調査首位級で業績もそこそこ堅調なのに売られ続けている。株式需給あたりに問題があるのだろうか。コロナの影響はそこそこ受けるもよう。ただ時価総額300億円(株価750円)以下の現状は割安感がある。
・ジェイエスビー。学生向け不動産の物件管理などをしているストック型ビジネスモデルの会社。ただ独自性は薄く成長は穏やか。
・casa。デジタルを駆使した家賃保証サービスを手がける会社。ここもストック型ビジネスモデルっぽい。
・ウォンテッドリー。リンクトイン日本版みたいな会社か。株式の約7割を保有する女性経営者がなにか仕掛けてきそう。コロナ後が買い場になりそう。
・テンポイノベーション。付加価値を高めた居抜き物件を提供する会社。利益率が高いので良さそうだったが、しばらくはコロナで厳しそう。
・シルバーライフ。高齢者向けの弁当宅配をする会社。栄養バランスの取れた冷凍弁当などの需要が伸びている。ただ参入障壁が低い。
・ビジョナリーホールディングス。2019年12月にエムスリーが30億円出資し筆頭大株主になった会社。エムスリーと共同で次世代型のメガネ屋をつくるとのことなので期待できる。

<2018年に上場した会社>
・ZUU。社長の著作がなかなか面白かった。ただビジネスモデルは少し弱そう。
・ロジザード。クラウド在庫管理システムを提供する会社。ストック型ビジネスモデルだが売上の伸びがやや弱い。
・GAテクノロジーズ。中古不動産取引プラットフォームを運営する会社。売上高が急速に伸びている。社外取締役にプレステの生みの親である久夛良木氏がいるのが気になる。
・アクリート。ショートメッセージ配信代行サービスを手がける会社。具体的に何をしているのかよくわからないが、業績は堅調に伸びており、ストック型のような収益構成になっている。
・シノプス。自動発注システムを手がける会社。今年1月にeBASEと業務提携している。伸びそうな業種だが、市場シェアは14%程度なので競合がたくさんいそう。

<2019年に上場した会社>
・スマレジ。POSレジのクラウドサービスを手がける会社。業績の伸びは順調だが、リクルートの「Airシリーズ」とバッティングしそう。
・カオナビ。顔写真を使う人材マネジメントシステムを提供する会社。リクルート系で、競合がいなさそうなのがいい。
・ミンカブ。「みんなの株式」や「株探」など個人投資家向けのメディアプラットフォームを運営する会社。個人的にはほとんど利用しないサイトだが、アクセス数や業績は順調に伸びている。
・日本ホスピスホールディングス。高齢化社会で伸びそうな名前。ただ自己資本比率が低く、投資負担の重い会社なので、増資が頻発しそうでもある。社長の商売っ気の強そうな顔と事業内容がマッチしないのも気がかり。
・Welby。医療系アプリを提供する会社。個人が記録した医療情報を医療関係者と共有して健康状態を管理できるアプリを提供している。伸びそうではあるが参入障壁が低そうでもある。
・トビラシステムズ。スマホ通話の課題をテクノロジーで解決する会社。オレオレ詐欺などの迷惑電話を自動的にカットするフィルターなどを提供している。法人向けのサービスも開始しており、開拓余地はまだまだありそう。
・サンサン。クラウド型の名刺管理サービスを提供。市場を独占しそうな雰囲気があるが、時価総額が大きすぎる。
・フリー。クラウド会計・クラウド人事ソフトを提供する会社。ここもマネーフォワードと一緒で時価総額が大きく、ニッチトップでないのが問題。
・ブシロード。新日本プロレスやバンドリなどキャラクタービジネスを手がける会社。タカラトミーを立て直したハロルド・ジョージ・メイ氏がプロレス会社の社長に就任したので伸びそうだが、コロナの影響をしばらく受けそう。
・ピー・ビーシステムズ。福証に上場するなんらかのクラウドシステムを提供する会社。業績の伸びや利益率が良く、社長が面白そうな感じ。
・サイバーバズ。インスタグラムのマーケティング支援をする会社。レッドオーシャン市場に見えるがサイバーエージェント系なので勝ち抜けそう。
・ギフティ。ギフト券の電子化を推進する企業。参入障壁の低そうな業態だが、営業利益率が30%以上あるので、もしかしたら競合がほとんどいないのかもしれない。
・HPCシステムズ。高性能コンピューターの導入を支援する会社。AI時代には伸びそう。
・HENNGE。各々のクラウドサービス(SaaS)のIDを一元管理するクラウドサービスを提供する会社。SaaSプラットフォームのような存在でもある。競合はいくつか存在するが、解約率は0.2%以下なので非常に強いストック型ビジネスモデルになる。業績は順調に伸びているので典型的な優良成長株になる。
・セルソース。脂肪細胞由来幹細胞を加工受託する会社。主に変形性膝関節症などの再生医療を手がける。ステムリムの競合会社。
・マクアケ。クラウドファンディングのプラットフォームを運営する会社。サイバーエージェント系なので詐欺に遭う心配はほとんどなさそう。競合は多いが最終的にはこことキャンプファイヤーあたりが生き残りそう。
・ランサーズ。フリーランス人材を斡旋するプラットフォーム「ランサーズ」を運営。今後はフリーランスが増えていくので、その流れに乗りそう。
・ユナイトアンドグロウ。中堅企業内でIT人材をシェアするサービスを提供している会社。変わった業態なので少し興味が湧く。
・ランディックス。東京の富裕層向けの住宅販売を手がける会社。顧客データに強みがあるらしく利益率は高い。業績も伸びている。しかしコロナで販売が落ち込みそうでもある。
・SREホールディングス。不動産仲介の取引データを分析したAIアルゴリズム機能を提供する会社。よくわからないがGAテクノロジーズみたいな会社だろうか?
・スペースマーケット。住宅や会議室など空きスペースのマッチングサイト(プラットフォーム)を手がける会社。コロナの影響で売上は落ちそうだが、ITプラットフォームなので打撃は小さそう。
・WDBココ。医薬品の安全性情報管理プラットフォーム?を手がける会社。業務内容がよくわからないが、利益率が高く売上も順調に伸びているので調べてみる価値はありそう。

<2020年に上場した会社>
・ジモティー。地元取引に特化したプラットフォーム「ジモティー」を運営しており、市場を独占している。収益の柱である広告はコロナの影響で減少しそうだが、長期的な見通しは悪くない。
・アディッシュ。SNSにまつわる課題を解決する会社。SNS監視などをしているので伸びそう。
・NexTone。音楽コンテンツの著作権管理プラットフォーム?を運営する会社。このプラットフォームは既存の著作権会社(JASRAC)が抱える課題を解消するもののようで、ストリーミング時代にはこういう会社は伸びそう。

*今回の調査に使ったサイトは96ut.com

月1社ずつ調べていく。調べる順番は10年後の業績が良さそうなところから。

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