2023年1月1日日曜日

10~12月の売買

■10月
売買なし

■11月
・米ドル 売り(レバ5倍)
米景気が後退すると思ったから。欧州の景気後退は避けられそうになく(10/24日経)、中国景気にもあやしい雰囲気が漂っているので(10/27日経)、米景気もその影響を避けられないと思った。10月の終わりに景気後退の強シグナルである米3ヶ月金利と10年金利の逆イールドが発生していたので(10/28日経)、近々米国も景気後退入りすると思った。

ドル円に影響力の強い米10年金利が10月20日頃にチャート上で天井を打っていたから。円も天井をつけると思った。

・米ドル 買い戻し 損益-1%
米景気が後退するのはしばらく先だと思ったから。
米景気が後退するまで4~5%のスワップポイントを支払い続けるのがうっとうしいと感じたから。ドル売りをする場合は3ヶ月くらいで結着をつけないとダメだと思った。おそらくそのタイミングの見極めは無理なので為替の売買はもうやらないと思う。ただ2月頃に1ドルが140円を超えていたら、また少し考えてみる。

現在、1ドル131円とこの2ヶ月で急速に円高が進んでいる。円高に動いたきっかけは11月10日の米CPIショック(11/11日経)と、12月20日の日銀の長期金利の上限引き上げ(12/20日経)になる。これはまったく予想できなかったが、今回の円高は行き過ぎた円安の単なる揺り戻しに見えなくもない。

・サスメド 買い
サスメドが手がける不眠症治療アプリの医療承認が間近だったから。承認後に注目度が上がり、株価も上がると思った。
日本では睡眠に問題を抱える人が多いので不眠症アプリのデジタル処方が伸びると思ったから。ソフトウェアは参入障壁の低さが問題になるが、国から承認を受ければそれが障壁になると思った。

チャートが”セットアップ(下がりにくく上がりやすいチャート)”されていたのもよかった。

・サスメド 全売却 損益-2%
米国で不眠症アプリを上市しているPear Therapeutics社の業績と株価が低迷していたから。Pear社は医療承認されているアプリが4つくらいあるにもかかわらず、11月時点の株価は1.7ドル(時価総額約300億円)と低位にあった。11月時点でのサスメドの時価総額は約200億円あり、割高感があった。

米国で治療用アプリの普及が低迷している要因は、ITリテラシーの不足、新形態の治療への抵抗感、機密情報管理の問題などがあるらしい。

当初、医療アプリは臨床試験を経て承認されたものなのでソフトウェアをアップデートできないものかと思っていたが、医療ソフトに関してはアップデートできるようなのでこの点は問題ないことがわかった。

ただそれでも活動量計などのウェアラブル端末と連携してないのはまずいと思った。サスメドの不眠症アプリは認知行動療法を促すだけのものなので、フィットビットやアップルウォッチなどと連携した健康管理アプリと比べて物足りなさを感じる。シンガポールのアクティボラブスやスイスのダカドゥーなどが開発するアプリは、ウェアラブル端末と連携し、健康分野の公開データや統計学、医学論文などを加味したアルゴリズムで健康スコアを算出する(11/30日経産業)。このようなアプリから受け取る助言の方が的確なものになりそうだと思った。またこの分野にはグーグルやアップルも注力しており、2社が持っているデータ量は桁違いなので、いずれはこの2社が覇権をとりそうだと思った。

モバイル端末を利用したモバイルヘルス市場は有望だとは思うが、ソフトウェアの競争力という観点から見てサスメドは厳しそうだと思った。

12月5日にサスメドの不眠症アプリが医療機器調査会で審議入りしたというニュースを受け、株価は1300円から2000円に急騰した。しかしその後は急落して1000円まで落ちている(現在は1171円)。大きく下げたのはPear社の急落も影響しているのかもしれない。Pear社の株価は現在1.18ドル(時価総額200億円)まで下落している。

■12月
売買なし

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