機関投資家は株価が割高と思うところで空売りを入れる。機関投資家の売買動向から機関投資家が見積もる時価総額を推察していく。
ただし機関投資家は需給や地合なども考慮しているため、空売りの売買動向だけから、純粋な時価総額を導き出すのは難しいとは思っている。
■ペプチドリーム
モルガンスタンレー 6300円くらいから空売りを始め5500円でも空売りを増やしている
バークレイズ 6300円くらいからはじめ、5600円でも増やしている
ゴールドマンサックス 6000円くらいからはじめ5300くらいでまた空売り
機関投資家は自社で算出した株価よりも2割以上割高と思ったところで空売りを入れると考えると、3社の見積もる適正株価は4500円以下、時価総額は2500億円以下になる。
3社合計の空売り比率は合計で4.5%になるが、0.5%未満の空売りも含めるとおそらく6%を越えていると思う。
JPモルガンが5月に6000円台で買い増しして、6%以上の大量保有報告書を出しているが、これは成長期待だけでなく貸株の意味合いも強いと思う。なのでJPモルガンの大量保有は今現在の企業価値を分析することにおいてはそれほど参考にはならないように思う。
■そーせい
モルガンスタンレー 15000円以上で空売りをしている。
バークレイズ モルガンスタンレーとほぼ一緒。
ゴールドマン 16000円台でも空売りを増やしている。
JPモルガン 20000円あたりで空売りをはじめ、16000円台で買い戻し始めている。
ドイツ銀行 出たり入ったりで基準は不明。
機関が見積もる適正株価は12000以下、時価総額は2000億円以下になる。
5社合計の空売り比率は7.6%になる。
JPモルガンが6月に15000円前後で買い増しし6%以上の大量保有報告書を出しているが、これもペプドリと同様であまり参考にはならないと思う。
○付記
「株価は最後はファンダメンタルズに回帰する」という投資哲学でファンダメンタルズを徹底的に分析して空売りをしていたOXAMはそーせいの株価の急騰にも動じず渋かった。戻ってきてはくれないのだろうか。
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