2016年10月21日金曜日

小型株1 飯ロボ 鈴茂器工 ○

日本超小型株ファンドの月報で見つけた鈴茂器工

■成長ストーリー
寿司ロボットのパイオニア。寿司の大衆化に貢献し、寿司ロボのシェアはダントツトップ。ただし国内の寿司屋の出店数は頭打ちで寿司ロボの成長はそれほど見込めない。今後の成長エンジンは飯ロボットと海外事業になる。飯自動盛りロボットは吉野家、松屋、すき家、なか卯、ココイチなどで配備されており、外食大手からの評価は非常に高い。今後も人手不足、コストダウンなどの理由で他の外食産業に普及していく可能性が高い。海外事業は和食ブームなどで順調に伸びており、現時点の海外売上高比率は20%以上。昨年10月にシンガポールに現地企業との合弁会社を設立したので海外販売の伸びが加速していく可能性が高い。

外食産業の利益率は高くても5%程度だが、ここは15%程度なので収益率は高い。成長率は10%程度だが、外食産業は不況に強く、その上高収益体質なので、PER11倍、PBR0.9倍ではやや割安に感じる。

■問題点
成長率と知名度の低さ。

■テクニカル
上昇トレンドだが、直近はやや過熱気味。
移動平均線や一目均衡表から判断すると売り圧力は弱い。

■今後の予想
今後も最高益を更新していき、それにともなって株価も上昇していく。海外事業の進捗具合によりPERは15倍程度(業界平均は14.5倍)までいってもおかしくない。今後一年間の目標株価は1800円。
次の決算までに一度押し目がくると思うのでそのときに購入予定。

■悲観シナリオ
・競合企業はそれほど多くなく、この会社は研究熱心で優位な状況にあるため、たいした悲観シナリオが思いつかない。キャッシュは多いから増資をする可能性は低い。あるとしたらインサイダー取引くらいだろうか。
・海外がそれほど伸びず、成長力が鈍化したらPER10倍くらいに落ち着く。
・FRBのイエレン議長がいう「グレートリセッション」が起こったら3割程度下落。

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