日本超小型株ファンドの月報で見つけたエフオン
■どんな会社か
バイオマス発電が主業の電力会社。
■成長ストーリー
省エネ事業とバイオマス発電が主力の会社。今後は省エネ事業は縮小傾向になるが、バイオマス発電が安定成長していきそう。先月からさらに1機の発電所が稼働したため現在では3機が稼働中。18年にはさらにもう一機が稼働予定で、発電能力は15年比2.5倍になり、長期的な見通しもよい。
バイオマス発電とは再生可能エネルギー発電であり、政府が固定価格買い取り制度でバックアップしている。再生可能エネルギーの中でもバイオマス発電は出力が安定しており、地域活性化への期待から国内各地で普及が進んでいる。今後市場は一層拡大していくといわれている。
■問題点
16年8月にあった本決算の発表で収益が下振れする。その理由は省エネ事業の減退、発電所の計画外停止、新規発電所におけるオーバーコスト、建設コストの増加、燃費調達方法の変更によるコスト増、税金の先払いなど多岐にわたる。会社の予測精度はあまり高くない。現在のPERは7倍程度(業界平均は10倍)だが、そこらへんのことを織り込んでいるのかもしれない。
■テクニカル
25日と75日移動平均線でゴールデンクロスが形成されそう。
株価は200日移動平均線の上に位置し、一目均衡表は日足、週足とも雲を抜けたため、売り圧力は弱い。
■今後の予想
最高益を更新しながらの上昇トレンドがはじまる。成長率は10%程度あるので、好調な決算が続けばPER10倍程度の株価1000円に行くと予想。今はPER6倍台。
とりあえず680円で購入。
■悲観シナリオ
地震などの災害が発生し、発電所が故障して株価が3割程度下落。
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