2016年10月7日金曜日

寄付

今年もウィキペディアにパソコン分とスマホ分の寄付した。たいして使いもしないのに。

寄付は自発的にするものだと思うが、ウィキペディアの場合は半ば強制的だったので、うっとうしさを感じた。確かにウィキペディアが運営費を得るために広告を載せてしまうと広告企業の圧力によって記載される内容にゆがみが生じてしまいかねないのもわかるが、もう少し不快にならない方法を考えてほしいと思う。

それはともかくとして、欧米圏、特にアメリカでは寄付が盛んだ。寄付はキリスト教の教えと税の優遇制度のために行われやすいという。キリスト教では富める人が貧しい人に分け与えるべきという教えがある。その考え方は税制度にも反映されていて、米国政府は富を自分自身の判断で社会に再分配しても、税金を通じて行政が再分配しても、どちらでもかまわないというスタンスとっている。そのため寄付した分は税金を払わなくてもよいことになっている。

寄付した場合、お金は戻ってこないものだと思っていたが、ビル・ゲイツやジョージ・ソロスなどの金持ちはチャリティー財団を設立し、そこから多額の配当金を受け取っているという。資産を財団に移すことで所得税や、資産税、相続税などを免れることができるので、寄付は彼らにとって社会的名声を得ると同時に最良の租税回避策にもなっているという。アメリカでは税務調査が厳しく、タックスヘイブン(租税回避地)などはほとんど使われないという。

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