2017年2月17日金曜日

天井シグナル2 ディストリビューション日

相場の天井シグナルには高ボラティリティや騰落レシオがあることがわかったが、さらにもう一つディストリビューション(売り抜け)日というのがあることもわかった。

ディストリビューション日とは、日経平均などの主要株価指標で当日の終値が前日の終値よりも安くなるとともに出来高が前日よりも増える日のことで、この日が過去1ヶ月の間に5回以上あると、その1,2ヶ月後に大幅下落する可能性が高くなるというもの。ディストリビューション日とは別の言い方をすれば機関投資家の売り抜け日のようなもの。

過去の急落を振り返ってみると
2016年2月の急落では、その2ヶ月前の12月にディストリビューション日が6回発生。
2015年8月のチャイナショックの急落では、6月に9回発生。
2008年10月のリーマンショックの暴落では、8月に7回、9月に9回発生。
2007年8月の急落では、7月に9回発生。

ディストリビューション日の法則はウィリアム・オニールが過去50年におけるすべての天井を研究した成果から導き出されている。

過去1ヶ月の日経平均チャートを見ると意外にもディストリビューション日が6回も発生している。ということは、あと1,2ヶ月したら暴落するのだろうか。ただ出来高の変化は乏しく微妙な感じではある。ちなみにNYダウでの発生は1回だけ。

参考「新高値ブレイク投資術」


追記2017/03/03 1月と2月のディストリビューション日数
1月 5日
2月 3日

追記2017/04/07
3月 6日
NYダウ 3月 5日

追記2017/05/12
4月 4日
NYダウ (ほぼ横ばいなのでカウントせず)
ナスダックは安定感ある上昇トレンドなのでカウントせず

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