2017年2月3日金曜日

テクノロジーの進化と衰退する産業

テクノロジーが進化すると人がする仕事は減っていく。写真プリント1つとっても、今では現像する人がいらなくなり、フィルムもいらなくなって、お金をかけずにプリントするとができる。

スマホを例にとっても、カメラ、時計、音楽プレイヤー、テレビ、書籍、メモ帳、各種センサーなどがすべてスマホに入っているため、これらの産業は衰退していっている。

今後、自動運転車が実用化されればドライバーは失業し、人工知能が進化すれば事務職や会計士もいらなくなる。

3Dプリンターの発達で歯科技工士の仕事もなくなりつつある。

テクノロジーの進化によって消えていく仕事をあげればキリがない。その進化によって新たな職種が多く生み出されているわけでもない。新たな職種といえばせいぜいデジタル技術をさらに進化させるエンジニアやアナリストくらいだろうか。

アメリカでは失業率が改善しても賃金が上がらないといっているが、上記であげたような高賃金の職種がどんどん失われているので、そうなるのは当然のように思う。

経済学者のフラーは1970年代に「「生計を立てる」という考えが時代遅れとなり、生活費を稼がなければならないという考えも時代遅れとなる。毎日車やバスで数百億円分のエネルギーを使い、富を生み出してはくれない時代遅れの仕事に行くのはバカげている。彼らに金を払って家にいてもらえば全世界は一日一兆円を節約できる。人々に家にいてもらうために金を払うのが理にかなうようになる」と言っているが、この予言は当たりそうだ。ヘリコプターマネーは近い将来、現実のものとなるかもしれない。

追記2017/02/27
インド準備銀行の総裁だったラジャンさんは、失業した中年白人の怒りは移民に向かっているが、それは間違いで、真の原因は新テクノロジーだと言っている。また1930年頃の世界大恐慌の原因は大量生産方式の確立という新テクノロジーによるもの、とも言っていた。
参考:日経2017/2/26

追記2017/04/07
「米ボールステイト大学が15年に行った調査によると、製造業で失われた雇用の88%は自動化とその関連要因によるもので、貿易によるものではないという。(中略)コンピューターの音声認識能力が人間並みになれば、小売り業の雇用は半分以上、金融・保険業では3分の2がなくなりかねないという」
参考:日経2017/3/10

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