2017年3月3日金曜日

敏腕ファンドマネージャー1 苦瓜達郎

日経マネー4月号にファンドマネージャーの投資手法が載っていたのでまとめていく。

1人目はこのブログの「過去10年のリターンが10%を超える唯一のファンド」や「中小型株10 パピレス△」などで登場した苦瓜達郎さん。「パピレス」分析では目利き力の違いをまざまざと見せつけられてしまった。

■ファンドマネージャーになった経緯
前職のアナリスト時代に本来値打ちがあるはずなのに投資家から全く見向きもされない銘柄があることを憂慮。自ら買う側にまわってそれらの銘柄に光を当てようと思いファンドマネージャーになる。

■投資手法 小型・割安株投資
・投資は独自に算出する基準株価がベースになる。基準株価と実際の株価を比較して、下方乖離率が高い銘柄から順に買っていく。高成長銘柄であれ、成熟銘柄であれ、乖離率が同じならば等しい価値があると考える。
 基準株価とはその会社が理論上、付けるに値すると考えられる株価。
 基準株価の算出法はEPS×適正PER。
 適正PERは年間800件に及ぶ企業取材をベースに成長率、成長が見込める期間、成長の確度などを総合的に判断して算出する。
(例)30%以上伸びている高成長銘柄の適正PERは50倍
   普通の安定成長銘柄では15倍
   循環産業でそれほど成長はしないけれど下向きではない銘柄は10倍
 株価が基準株価に近づいたり上回ったりしたときが売り時になる。
 
・会社での取材では沿革を理解することに重点を置く。今に至るまでの経過を理解しないと将来の姿を読み取ることができないから。

・投資対象は業種を問わず1000億円までの小型株になる。小型株はアナリストがカバーしていない銘柄が多く、情報面で優位に立てる可能性が高い。
ただし30億円以下の銘柄は、その銘柄の5%まで買ってもファンド全体の0.2%程度しかならないので投資対象から外している。

・今現在も日本株の中には値打ちがあるのに放置されたままの銘柄がたくさんある。

■投資哲学
「割安株投資は世間と距離を置いて我慢することが大事。結果が出ない間は「自分の投資法が間違っている」と考えるか「世間が間違っている」と考えるかのどちらかしかない。私自身は引退するまで「自分が間違っている」とは考えない。いずれ必ず乖離は埋まると信じている」。

■運営しているファンド
・J-STOCKアクティブオープン
・ニッポン中小型株ファンド
・大和住銀日本小型株ファンド

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