2017年5月19日金曜日

わざと負ける投資

どれほどの効果があるか半信半疑だが、前項で触れた「わざと負ける投資」をやってみる。

「負ける投資法」はどのようにすればいいかと考えていて今ぱっと思いついたのは
・今やっている投資法と逆の投資法
・新高値投資法と逆の新安値投資法
・ストップ高投資法と逆のストップ安投資法
の3つになる。この中で新高値投資法やストップ高投資法はやったことがないので、経験豊富な「今やっている投資法」と逆の投資法をやってみる。

今やってる投資法のチェックポイントは
・売り圧力が弱い
・成長ストーリーがある
・参入障壁(競争力)が高い
・割安感がある
・地合いが良い
になる。

この反対は
・売り圧力が強い
・衰退ストーリーがある
・参入障壁が低い
・割高感がある
・地合いが悪い
になる。
*今回は地合いは無視する。

まずは衰退していく産業を探していくと百貨店、時計、製紙、印刷、カメラあたりが見つかる。この中から売り圧力の強い銘柄を探していくと、三越伊勢丹、セイコー、イムラ封筒、リコー、ニコンあたりがピックアップできる。業績を見ても皆、減収・減益基調で問題ない。

この中で配当が低いのは三越伊勢丹とニコンになり、チャートを見てより上がりにくそうなのは三越伊勢丹になるのでここをターゲットにする。

高級衣料品を扱う百貨店は典型的な斜陽産業であり、その上三越伊勢丹は従業員が1万2千人いて平均給与が830万円と人件費がかなり重い。生き残り策は規模縮小や統廃合くらいしかなく、業績が拡大していくストーリーを描きにくい。会社は所有する不動産の再開発やネット販売に力を入れていくとは言っているが、効果が出るとしてもそれはかなり先になる。

今買ってもよいのだが、足下の株価は決算後の失望売りでかなり売り込まれているため自律反発する確率が高い。1200円くらいまで反発したときに逆押し目買いを入れていこうと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿