2017年5月26日金曜日

実は業績相場だった?

2012年にアベノミクスが始まって以降、株高が続いている。株高は金融緩和によるものとばかりと思っていたが実はそれだけではなかったらしい。2012年以降、日経平均は予想EPSとほぼ連動しているという。

EPSの推移を見ていくと2008年には950円で、それが金融危機後の2009年には0円近辺まで下落している。そしてそこから2015年の1250円まで右肩上がりで上昇し、そこでピークをつけてからいったん調整して、足下の2017年5月に跳ね上がって過去最高の1395円まで上昇している。

2015年に株価21000円をつけたときのPERは16.5倍で、今のPERは14.1倍である。このPERの差は金融緩和策の弾切れや為替動向によるものかもしれないが、もし過去2年の平均PERである15倍まで上昇すれば株価は20900円になる。


ちなみに2015年のEPS1250円の時の為替は1ドル121円で、現在のEPS1395円の為替は1ドル108円になる。収益力が強化されているのがわかる。

EPSをチャートにすると、2015年のピーク以降に三角保ち合いを形成しており、足下では急激に上ぶれている。テクニカル的にはEPSは当面強含む可能性が高い。もし業績に連動していく相場であるなら、20000円は通過点でしかなさそうだ。

参考:「2万1000円超へ上昇も」日経ヴェリタス2017/05/21

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