EPSの推移を見ていくと2008年には950円で、それが金融危機後の2009年には0円近辺まで下落している。そしてそこから2015年の1250円まで右肩上がりで上昇し、そこでピークをつけてからいったん調整して、足下の2017年5月に跳ね上がって過去最高の1395円まで上昇している。
2015年に株価21000円をつけたときのPERは16.5倍で、今のPERは14.1倍である。このPERの差は金融緩和策の弾切れや為替動向によるものかもしれないが、もし過去2年の平均PERである15倍まで上昇すれば株価は20900円になる。
ちなみに2015年のEPS1250円の時の為替は1ドル121円で、現在のEPS1395円の為替は1ドル108円になる。収益力が強化されているのがわかる。
EPSをチャートにすると、2015年のピーク以降に三角保ち合いを形成しており、足下では急激に上ぶれている。テクニカル的にはEPSは当面強含む可能性が高い。もし業績に連動していく相場であるなら、20000円は通過点でしかなさそうだ。
参考:「2万1000円超へ上昇も」日経ヴェリタス2017/05/21
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