2016年11月11日金曜日

上げ相場がわかる指標がなくなってしまった

上げ相場のときに投資をして、下げ相場の時に株を持っていなければほぼ確実に利益があがる。実はつい先日までDOIモデルという上げ相場がわかる指標があった。

DOIモデルは、マクロ経済指標とテクニカル分析が組み合わせたもので、過去の値動きから将来を予測するのに加えて、各種先行指標などをおりこんだものだった。金融緩和などの政策も数値化して組み込んでおり政策も反映されていた。買いシグナルや売りシグナルは1週間ごとに判別されるのだが、買いシグナルが発生する頻度は少なく、年にせいぜい1,2回で、数年に1回しかないこともあった。

過去20年間でDOIモデルを使って日経平均に投資したパフォーマンスは、日経平均が-13%に対して、DOIモデルでは2.6倍になった。

DOIモデルは使える指標だったのだが、9月に終了してしまっていた。終了の理由は「DOIモデル更新のための情報取得が困難」になったとのこと。

ちなみにDOIモデルの最後の判断は8月の初旬にあり「買い」となっていた。

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