2017年1月27日金曜日

中小型株10 パピレス △

「J-STOCKアクティブオープン」ファンドの筆頭銘柄に突如登場した銘柄

■どんな会社か
電子書籍の配信サービスを行っており、主力はマンガのレンタルになる。中でも女性向けエロ漫画に強くリピーターは多いという。ジャスダック上場で時価総額は220億円。

■成長ストーリー
電子書籍市場の急成長に乗って成長していく、というのが基本ストーリー。この会社の強みは電子書籍マンガのレンタルであり、類似のサービスを手がける会社は少ない。利用者は安い料金でマンガを読むことがでるため需要は強そう。

■問題点
レンタルできるマンガが少ないこと。パピレスのサイトには「無期限レンタル」と表示されたマンガは多数あるが、これは実質的には買い取り制度で、他の企業が提供しているサービスと変わらない。

今後レンタル作品が増えていけば問題が解消されるのだが、人気作品のレンタルは出版社の死活問題にも関わることなのでそれほど増えるとは思えない。またたとえ増えたとしてもamazonのキンドルアンリミテッドにも提供されると思うので長期的な見通しはそれほどよくない。

電子書籍の配信は参入障壁が低く、競争はすでに激化しているので、他企業のサービスとの差異化が図れない場合は早晩成長は止まりそう。

■売り圧力はないか
ほとんどない。

■まとめ
目利きのファンドマネージャーや大物個人投資家の片山晃さんの保有株のため注目したが、長期的な見通しがいまいちなので今回は見送り。ただ足下の業績は絶好調であり、売り圧力もほとんどないので、上昇トレンドはもう少し続くと予想。

追記2017/02/13
決算後にストップ高。やっぱりプロは違う。

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