2017年1月6日金曜日

ストック型ビジネス

ストック型ビジネスとは固定客から定期的に利用料を得るビジネスで、売上が落ちにくく、固定客が増えれば売上がそこに上乗せされていくというもの。業績が景気に左右されにくく、業績予想が立てやすいという特徴もある。

日経マネー2月号でこのビジネスモデルを始めて知った。これは投資には理想的なビジネスモデルではないかと思う。なによりも業績が落ちにくいので株価も落ちにくいのがいい。今後はこれ関連の銘柄を探していきたい。

日経マネーに載っていたストック型ビジネスの銘柄は4つ。それをざっとまとめていく。

・リログループ。福利更正施設や社宅の管理をアウトソーシングしている。アウトソーシングは取引企業の経費削減につながり、いったん利便性を感じることができれば滅多に解約されることはない。リロは中小企業向け中心で競合が少ない。ここ5年で株価は10倍以上上昇している。

・ギガプライズ。集合住宅向けにネット接続を一括して受注し、利用料を定期的に得ている。マンションの管理会社との提携を強化しており、分譲や賃貸向けに好調。一度契約すれば滅多に解約されることはない。参入障壁はそれほど高くはないが、今のところ業績は堅調。
日経マネーに載っていたチャートを見てこれはいけると思ったが、いざSBIのチャートを見たら、すでに急騰してしまっていた。

・ビューティーガレージ。美容室向けの機器や化粧品などを販売する専門商社。90万点超の商品を扱う通販サイトも運営し、29万サロンが利用。鍼灸院や歯科医院へも展開。安定需要が見込めるリピート商材が多い。円安は逆風になる。株価は少し割高で、売り圧力も少しあり。

・日本社宅サービス。大企業などが持つ借り上げ社宅の管理代行を行うトップ企業。企業側が社宅をアウトソーシング化させる傾向は強まっているという。マンションの管理やリフォームなどの周辺サービスも堅調。上場企業は今期増益で、社宅運営には追い風という。配当性向は30%。
業態はリログループに近い。株価はそれほど過熱しておらず売り圧力もほとんどない。
問題は競争が激化しつつあること。10年前は市場をほぼ独占していたらしいが、今は20社以上がひしめいているという。アウトソーシング事業も国内だけで展開しているので成長は限られそう。
しかしながら良さそうな会社なので、今後もう少し調べてみる。

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