ひふみ投信を運用しているレオスキャピタルワークスが毎月開催している「ひふみアカデミー(12月)」を見たらボスの藤野氏は2017年はすごく強気のマーケットになるのではないかと言っていた。その要因はトランプバブルだけではなく、グローバルや資源価格の回復、そしてなにより日本は足元ですごく景気回復しているからとのこと。
買われる銘柄が今までとは変わってくるだろうともいっていた。グロース系からバリュー系に、ITなどのさわやか系から重厚長大のおっさん系に移っていくだろうといっていた。おっさん銘柄のなかでも経営が今時の、”きれいなおっさん銘柄”が特にいいらしい。
そんなひふみ投信の所有株(上位10銘柄)をざっと調べてみた。チェックするポイントは売上高成長率と割安度とチャートの3点。
・あいホールディングス。売上高成長率10%でPER21倍(業界平均は9倍)のため、やや割高感がある。チャートはピークアウトしており売り圧力は強い。→×
・メガチップス。売上高成長率6%でPERはマイナス。チャートは急騰し過熱気味。→×
・荏原製作所。売上高成長率もEPS成長率も横ばい。PERは13倍で業界平均とほぼ同じ。チャートは中期的には上昇、長期では横ばい。売り圧力は弱い。→△
・TDK。売上高成長率は横ばいだがEPSは急上昇している(来年は急下降)。PERは9倍。チャートは上昇トレンド。→△
・三菱重工。売上高成長率は横ばいだが、EPS成長率は30%。PERは18倍(業界平均は13倍)。チャートは上昇トレンドだが、600-700円の間に売り圧力がある。今は550円。→△
・アウトソーシング。売上高成長率は50%程度と高くPERは26倍と割高ではないが、チャートはすでにピークアウトしており売り圧力は強め。→×
・日本電産。成長率は10%程度。PERは30倍と割高に見える。チャートは上昇トレンド。→△
・船井総研。成長率は8%程度。PERは24倍と割高に見える。チャートは上昇トレンド。→△
・東京センチュリー。売上は横ばいだがEPSは8%程度の成長。PERは9倍。チャートは横ばい。→△
成長力が高く、割安で、売り圧力の少ない銘柄はなさそうだ。少しだけ興味が湧いたのはTDKと三菱重工。しかし会社がでかすぎるため調べる気が起こらない。
ひふみ投信は資産規模が大きくなったためか、上位10銘柄から小型株が消えてしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿