「日本超小型株ファンド」の月報で見つけた銘柄に投資してそれが順調なので、他のファンドの月報も調べてみる。
リストアップした銘柄は、株価が過熱しておらず、売り圧力が少なく、成長性のある銘柄。
調べた項目は、上場場所、時価総額、事業内容、成長性、割安度、問題点、チャート。
・フェローテック。ジャスダック。390億円。太陽電池や半導体関連の部品を製造。円安恩恵銘柄。売上高成長率は10%程度でPERは13倍(業界平均PERは17倍)。問題点は半導体関連はすでにピークアウトしつつあるということと割安でもないということ。チャートはほぼ横ばい。長期では上昇トレンド。
・くらコーポレーション。東証1部。1015億円。回転寿司店を経営。成長率は7%程度。PERは22倍(業界平均も22倍)。問題は円安傾向。仕入れ価格が上昇し利益率が落ちる。チャートは直近やや調整気味。長期では上昇トレンド。
・富士通フロンテック。東証2部。350億円。ATMやPOSなど金融・流通端末の製造。売上高成長率は横ばいでPERは10倍(業界平均PERは14倍)。ただし利益成長率は10%程度ある。ほぼ適正株価。チャートはやや過熱。分厚い雲抜け。
・エン・ジャパン。ジャスダック。950億円。求人情報サイト大手。成長率は10%でPERは21倍(業界平均は12倍)。問題点は完全雇用状態なので業績は頭打ちになるかもしれいこと。チャートは横ばい。長期では上昇トレンド。
・技研製作所。東証2部。460億円。防災、耐震関連の特殊工事を行う。インプラント工法などの技術に独自性があり需要は堅調。成長率は10%超でPERは14.5倍(業界平均PERも14倍)。問題点は前期の第三四半期に失望売りが出てその後の株価が硬直していること。株価は横ばい。長期では上昇トレンド。
・日進工具。ジャスダック。155億円。精密金型や部品加工向け超硬小径エンドミルを製造。成長率は5%程度でPERは11.5倍(業界平均19倍)。やや割高。チャートは上昇トレンドでやや過熱。
・プレステージ・インターナショナル。東証1部。515億円。コールセンターなどのアウトソーシング事業。成長率10%程度でPER17.5倍(業界平均22倍)。やや割高。チャートは穏やかな上昇トレンド。
・前田工繊。東証1部。400億円。河川、道路補強等の防災用建築・土木資材の大手。成長率は10%程度でPERは13倍(業界平均は24倍)。やや割高。チャートは短期ではやや過熱。長期では横ばい
・寿スピリッツ。東証1部。800億円。菓子製造大手。成長率は15%程度でPERは33倍(業界平均は18倍)。やや割高。チャートは直近やや調整だが、中長期で上昇トレンド。
・シークス。東証1部。985億円。部材のグローバル調達、物流や受託製造(EMS)などのアウトソーシング事業。成長率はほぼ横ばいでPERは14倍(業界平均は9倍)。やや割高。チャートはなだらかな上昇トレンド。
う~ん、割安な掘り出し物はなさそう。とりあえず売り圧力の弱さを重視して実験買いをしていく。
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